バス釣りについて何も知らない人向けのルアーをつくって売っているメーカー、「メガバス」。
そんなメガバスのルアーは、
クセがあるように周囲に思わせておきながら、
究極にクセがない。
だからこそ、バス釣りについて何も知らない人が使っても、よく釣れるのである。
そのような中にあって、これは若干クセ強め。
『プロップダーター80』
「X-80 TRICK DARTER」という過去に爆釣したことのあるルアーがあって、
それにペラが装着されたものだから、
“めちゃくちゃおもしろいんじゃないか”と。。
ところが、よ〜く似ているのに、基本設計からして全くの別物だった。
そもそも、『プロップダーター80』は、専有のプラットフォームをもっている。
「トリックダーター」と比較して、ボディは太いし、リップも小さい。
内部構造—つまりはルアーとしてのエッセンス—もかなりいじってきているらしい。
使用感は…
なかなかに扱い難い。
垂直浮きの姿勢から、
「ピョコン、ビャッ…ピョコン、ビャッ…」
まあ、誰もが想像するオーソドックスなアクション。
左右非対称ペラも、別に。。
水平姿勢からただ巻きすると、ズズッと、変に側面を見せて滑ってしまう。
浮力が大きすぎるのか、先っちょが“お玉”みたいになっているリップも、言うほど水を掴んでくれない。
時折、やる気を出して、水面を攪拌。
確かに、「狂ったオイカワ」のようではある。
まぁ、これこそがメガバスの“ねらい”なのかもしれないけれど、、
これじゃあリップもペラもいらないような。笑
いずれにせよ、
使い手を選ぶし、
ちょっと面倒くさいので、
もう使っていない。
(あっ、釣れることは釣れます…はい)
やっぱり、ペラを付けるなら、「X-80 TRICK DARTER」そのまんまのボディがぼくはよかった。
もちろんウエイトは取るなりして。
だって、
アクション云々はさておき、
ルアーってそういうものだと思う。
(海外ブランドがよくやる手法だ)
1998年発売。
2,000円弱。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■□□□
「戦略が裏目に出る」度■■■□□