一方で、ワンサイズ小ぶりな『バルサB2』は、バグリーらしさ全開である。
旧いもの。
ウエイト/13.5g
ボディ長/62mm
ノーズアイ。プラ板切り出しリップ。しなやかな身のこなしで泳ぐ。クラックも走っていないし、やはりつくりは良さそうだ。
これら全てが同じルアーとは…
到底思えないよなぁ。
製造時期によって仕様や見ためを変えている、だけではない。
浮力や潜行深度、アクションの質など、ひとつとして同じものはない。
これは、見ためが同じもの、同時期に製造されたもの、であっても。
中にはほとんど動かないようなやつもいる。
「bagley’s Balsa B #2」ネーム
ウエイト/15.5g
ボディ長/61mm
’90年代に製造されたものか。急に太くなり始めた時期。リップを差し込み直しているなど、いい加減さが顕著。質、つくり、自体は悪くなさそう。
で、「なんでこんなに持っているのか?」というと…
単純に好きなだけではない。
使っておもしろいし、それはもうよく釣れるから。
近年の貧相なモデルまで(いくつも!)買っちゃっていることから、
その釣れ具合を想像していただくことは容易だろう。
「bagley」ネーム
ウエイト/14.5g(ノンラトル)、16.0g(ラトルイン)
ボディ長/約61mm
おそらく2000年前後のもの。ノンラトルとラトルインモデルがあるが、正直、どっちでもいいような気がする。フロントアイの位置がノーズ下(リップ近く)で落ち着いてきた。
さて、『バルサB2』について、たまには真面目にレビューしたい。
初夏、まずめ時、水面を意識しているバスにはめっぽう強い。
その上、ある程度はバスのサイズを選べる。
「ORIGINAL “BALSA B” 2」ネーム
ウエイト/16.0g
ボディ長/65mm
2005年に発売された復刻モデルだと思う。マックスに太く、ボリューミーな時期。一体、いつのモデルの復刻版なのだろうか。トップで使うには、一番おもしろい。
また、どピーカンのまっ昼間、ニュートラルな良型バスが突然「ガボッ」と喰ってくることもあるので、ここでも投げる価値あり。
ただし、盛夏以降、その釣果は極端に落ちる。
なお、タナや巻きスピードに関して、バスはものすごくセレクティブ。
大ぶりな「bagley」ネーム
ウエイト/13.5〜16.0g
ボディ長/63〜65mm
で、またシュッとなる。一見きれいだが、はっきり言って、この時期のつくりは最悪。当たりルアーもなくはないが、基本(ぼくの使い方では)使えない。
経験上、『バルサB2』で効率的にバスを釣るためには、
状況に合わせるのではなく、
タナと巻きスピードのゴールデンセクション、絶対条件、が存在している
と考えている。
じゃ、「その絶対条件とは何なのか?」については、ひたすら投げて、巻いて、見つけてほしい。
明朝斜体の「bagley」ネーム
ウエイト/14.5〜17.0g
ボディ長/約64mm
つくりは相変わらずだが、形は洗練された印象。反面、個性、バタ臭さ、は完全に消えた。過渡期なのか、真鍮のワイヤーが使われていたり、使われていなかったり。
(まっ、当然みなさんにも、それぞれお気に入りの—ナイショにしている—使い方があるだろう)
一緒に釣りをする機会があれば、素人なりに、ぼくの使い方を余すことなく公開します。笑
でもね、、
尋常じゃないくらい個体差のあるルアーなので、
ずっと斜めだったり、水面で滑っちゃったり、死んだふりをしたりするようなやつもいて…
当たりを引くまで、結局、いくつも買わなきゃいけなくて…
トホホ。。
釣れ釣れ度■■■■□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「『1回だけお試し』のつもりが、いつの間にか『定期購入』」度■■□□□