Rapala/BX Jointed Shad 6

〜伝統の継承、革新への挑戦〜

 

 

ラパラである。

 

 

 

一時期は、送り出すルアーの難解な変貌ぶりに倒れそうになったが、

 

さすがにマズいと思ったのか、

 

ずいぶんと洗練されてきたようである。

 

 

『BX ジョインテッドシャッド』

 

 

 

BXとは「Balsa Xtreme Concept(バルサ・エクストリームコンセプト)」の略。

 

 

要は、バルサと樹脂のいいとこ取りを狙ったシリーズのようである。

 

 

 

凝ったつくりでありながらも、デザイン構成がシンプルで、美しい。

 

 

バルサを見せるスタイルは、

 

(リアルかどうかは別として)

 

魚の警戒心を解くことにつながっている

 

…と、経験上、信じている。

 

 

 

まっ、北欧ブランドなので、公式ホームページの情報は鵜呑みにしないこと。

 

 

“フローティング” “超スローライズ” なんて冗談もいいところだ。

 

 

止めると、不自然な姿勢でスローフォールする。

 

 

デッドスローじゃ全然動かないし、

 

(ただし、このルアーをデッドスローで泳がせることの必要性を感じたことはない)

 

動画のように激しく腰を振ることもない。

 

 

 

その泳ぎは極めて柔らかく、ニョロニョロ…ニョロニョロ…。

 

 

ゆっくり巻いても、速く巻いても、ニョロニョロ…ニョロニョロ…。

 

 

そんなわけで、基本ただ巻きのみの「お子様向け」ルアーだ。

 

 

 

抜群の安定感が、使い手に、

 

このルアーがラパラであること

 

ラパラの何たるか

 

を再認識させ、

 

「そうだよな。。いいルアーって、こうだよな」

 

という安堵と尊敬の念を抱かせる。

 

 

とはいえ、「Balsa Xtreme Concept」に対する明確な解を、未だ、ぼくは導き出すことができないでいる。

 

 

美しいこと

 

釣れること

 

を除いて。

 

 

つまるところ、これは《ラパラのシャッド》であり、それ以上でもそれ以下でもないのだ。

 

 

2015年頃〜のルアー。

 

 

けっこう高くて、1,800円くらいする。

 

 

 

釣れ釣れ度■■■□□

ロスト度■■■□□

レア度■■□□□

「ラパラの現在地」度■■■□□

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