タマタマルアー/ソノバシノギ

長嶋茂雄が、松井秀喜にバッティング指導している際、

 

「キンタマおいて、ためてためて、ブルンッ!」

 

「玉(ぎょく)を揺らさないようにして振るんだ」

 

などと言った

 

…というのを昔テレビで観た記憶がある。

 

 

重心のことなのだろうか?

 

スイングの軌道のことなのだろうか?

 

ミスターの天才的かつ独特な表現に甚く感動したものである。

 

 

ぼくは草野球しかやったことがないが、感覚として、分からなくもない。

 

 

釣りにも通ずるものがあるだろう。

 

 

「キンタマおいて、ためてためて、アワセる」

 

とか

 

「玉(ぎょく)を揺らさないようにしてキャストする」

 

とか。

 

 

なにより、このルアーが優れていることからも、キンタマの重要性が見てとれる。

 

 

タマタマルアー『ソノバシノギ』

 

 

本当にいいものを上げたい週の半ば。

 

 

これほど華麗に泳ぐインディーズ系のルアーは珍しい。

 

 

否、“華麗”というより、“理想のアクション”と表現したほうがいいだろう。

 

 

2000年頃、風来堂で中古購入。

 

ボディ長/78.5mm(金属部品含まず)

ウエイト/22.5g

価格/大体5,000円

 

 

当時の資料を読み返すと「使いにくい」と評されているが、決してそんなことはない。

 

 

(ちなみに、ぶら下がったキンタマ…失礼、ナス型オモリを「カウンターウエイト」と説明している図書資料もあった。ん〜どうでしょう)

 

 

器用で、アクションの引き出しは多い。

 

 

「クイッ、クイッ」も「ス〜イ、スイ」も「くるくる」も「ぶりぶりぶり…」も、、なんだってできる気がする。

 

 

いずれにせよ、高い実釣能力を備えていることは確かだ。

 

 

でも…ね…

 

 

バスルアーって、擬似餌であると同時に“おもちゃ”なんだよな。

 

 

だから、形—デザイン—がめちゃくちゃ大事。

 

 

玉(ぎょく)…つまりナス型オモリが露骨にぶらぶらしているものは、やっぱり、どうしても、人気が出なかった。

 

 

ものすご〜く優秀なルアーなのにね。笑

 

 

インディーズブランドのトップウォータープラグを買い集める人種は、そもそも魚を釣らないか。。

 

 

 

釣れ釣れ度■■■□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■□□

「『ゴルフ場はこの道の右側』ところが行けども見つからない。『左側だった』と思い出し、Uターン。しかし左側を探し続けたため、ゴルフ場にたどり着くことができず」度■■■■□

*