ここのところ、「ピンチはチャンス」という言葉を頓に耳にするようになった。
公私の「公」の部分で、特に準備に万全を期すタイプのぼくにとっては、あまり好きな言葉ではないが、、
この災禍にあって当然のことだろう。
そして、ついつい、「ピンチはチャンス」をバス釣りに置き換えて考えてしまうぼくがいる。
しかし、
「根掛かった(ピンチ)⇒バスに近づいた(チャンス)」
くらいしか、一向に思い浮かばない。
むしろ、バス釣りにおいては、逆パターンの方が圧倒的に多そうだ。
いざ魚が掛かったら(チャンス)⇒
バレないか(ピンチ)、杭に巻かれないか(ピンチ)、ラインは切られないか(ピンチ)…
等々、不安でたまらないし(まぁ、それが快感でもあるのだが)、
フックが折れる(ピンチ)ことだってある。
バスだと思ったら(チャンス)⇒
ニゴイだったりナマズだったり(ピンチどころかアウト)。
高校時代、通っていた河川で、
巨大なバスが、何匹も、陸に乗り上げてしまい「ビッタン!ビッタン!」している
…という激しいボイルに遭遇したことがあった。
あんな光景は後にも先にも一度きり。
しかし、、
バス釣り人生最高のチャンスだったにもかかわらず、
その時ぼくは、ラバージグしか持っていなかった…。
さて、、
ヘドン『ウッドザラ』である。
’90年代のルアー。
柔らかくもクイックなアクションは、プラ製のそれを凌ぐ。
地味で不人気ゆえ、逆に流通量が少なく、欲しくても簡単には手に入らない。
学生時代にH先輩からもらって、初めて投げた霞ケ浦本湖南岸。
40そこそこのバスに、リアリグの根元から破壊されたのであった。
久しぶりにこのルアーを手にして、
バス釣りにおける「ピンチ」と「チャンス」について、
思いを巡らせている。
(修理しないとな…)
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「『ピンチはピンチ』『チャンスもピンチ』」度■■■■■