ちょっとブレイクしよう。
ぼくは、いわゆるリサイクルショップが好きじゃない。
独特のニオイがして嫌なのだ。
だから、まず自分から行くことは、ない。
稀に、誰かと半ばしかたなく行くことはある。
(そして知らず知らずのうちに釣り具を探している自分…)
これは、10年以上前、そんな折についつい購入してしまったリールだ。
アブ 『5500CDL』
デラックスだ。
2005年頃、世界で100台だか150台だか限定で販売されたものかな。
これは並行輸入品のようである。
それで、リサイクルショップで付けられていた値段が、税込43,200円。
ぼくは詳しくないので、相当迷った。
でも、もともと100,000円ぐらいはしたと思うし、
何より、「未使用品」というところにやられてしまった。
このリールの最たる魅力は、、
(ぼくはコレクターじゃないので、だいぶズレてるとは思うけど)
インスタントアンチリバースが付いていること。笑
ずっと「5001C」ばかり使っていたぼくにとっては、
右巻きというマイナス面を差し引いても、
お釣りがくるほど使いやすかった。
そして、黒と24金メッキのコンビネーション。
周囲を威嚇できるので、“バサー”という集まる習性をもつ生物を寄せつけない効果がある。
しかし、実際に使ってみると、間もなくして、とんでもないデメリットがあることに気づかされる。
このリール、、傷がつくのが怖くて、そろりそろりと扱ってしまうのだ。
絶対どこにもぶつけられないし、地面に置くなど以ての外。
ず〜っとロッドを持っていなければならないのである。
しかも、加工処理のクオリティが低いので、指に触れる箇所の金メッキが一瞬で薄くなる。
水滴がつくと、腐食しそうで、すぐにでも拭きたくなるし…
つまり、釣りどころではないのである。
ちなみにこの世代の『5500CDL』は、人気も価値もそんなにない。
(じゃあガンガン使えって話なのだが…)
正規輸入品の現在の相場は、美品で、50,000〜70,000円といったところか。
釣れ釣れ度ー
ロスト度ー
レア度■■■□□
「リールに弄ばれる」度■■■□□