HEDDON/WOUNDED SPOOK ③

「オタマジャクシはカエルの子」

ってことで、カエルっぽいものを。

 

 

ヘドン『ウーンデッド(ウンデッド)スプーク』

 

 

華奢だ。

 

金目で書き目、リグの組み合わせも、以前紹介したものと完全に一致する。

 

同じく、1950〜60年代の品だろう。

 

 

カラーラインアップとかは詳しくないのだが…

とてもいいカラーだと思っている。

 

 

全体的に透き通っているので、生のカエル感がより一層増している。

 

こういう系統のカラーは、絶対に、釣れる。

 

 

これは実際に、ずっと(ときどきだけれど)使っている個体。

 

歯形もけっこう付いている。

 

まっ、特別大きいのは釣っていない。

 

 

当然、首振りは苦手。

 

できないこともないのだが、このルアーを生かすには、

丁寧に、ただ、

チョンチョン、シャー…チョンチョン、シャー…

とやるのが一番いい。

 

ペラは心地よく回転し、恍惚の音色を響かせる。

 

 

「ザラⅡ」ボディのものより、バスに弾かれない(ような気がする)のもいい。

 

 

とにもかくにも、この古〜い『ウーンデッド(ウンデッド)スプーク』を、ぼくは実力重視で投げている。

 

 

もちろん雰囲気も楽しめるわけなのだが、、

 

 

古いルアー愛でていると、時として、吸い込まれてしまうような感覚に襲われる。

 

 

この個体も、どこかおどろおどろしく、

ひとたび投げれば、

周囲を異様な空気に包むほどの魔力を持つ。

 

 

記録的な暖冬の影響から、各地では早くも、カエルの卵の孵化が始まっているらしい。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■□□□□

レア度ー

「あまりにも長生きしたので妖怪になっちゃったタイプのカエル」度■■■■□

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