「ビールかけ」が射精と同じ意味をもつことは、まあ、知られた話である。
発泡性の飲料を無駄にブシャーッとぶちまける行為によって、
男性はスカッとするらしい。
分かる。
これをルアーに置き換えてみよう。
そう、ポッパーだ。
ぼくは、
人並みに性欲があると自分では思っているものの、
他人から「男らしい」と言われることは滅多にない。
そんなぼくが好きなのは、極めてナチュラルな泡沫、サウンド、で誘うポッパーだ。
…うむ、、なるほど。
逆に、このルアーは、あまり好きではない。
レーベル『スーパーマグナムポップR(P70)』
ボッコン、ボッコン…と重厚なサウンドを響かせながら、
大きな泡沫を残す。
周囲には、激しく、雑に、スプラッシュをぶちまける。
しかも、その名「スーパーマグナム」。
「性欲の塊」「歩く男性ホルモン」「ザ・オス」みたいな人が、好んで使うルアーなのだろう。
「ポップR」の中の最大サイズである『スーパーマグナムポップR(P70)』。
ボディ長は実に100mm近い。
「廃番になり、復刻」というお決まりのパターンに乗っかっているが、どちらかというとマイナーである。
箱に入っているものは、ここ3〜4年の間に購入している。
リアのウエイトが、遊びの分、「コトコト」と音を立てる。
ファイアタイガーのものは、完全なサイレント。
バスカラーのものは、
ボディ内でボールがフリーに動き回る。
「コロコロ」「カラカラ」
とかなり喧しい。
ところで、なぜ、嫌いなルアーを何本も所有しているのか?
一種の、“憧れ”のようなものである。。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「マグナム北斗」度■■■■□