多くの人にとっては気にも留めない過去のルアー。
ところが、使っている人は決まって高い評価を与える。
もちろん、ぼくの評価も高い。
レーベル『ウィR』
このルアーは釣れる(現在でも十分通用する)。
しかし、個体差はかなり大きい。
本当である。
以前にも少し触れたように、レーベルというメーカーはそういうところがある。
だからこそ、とんでもなく釣れる個体が存在するし、その逆もまた然り。
今回は、適当に6つの『ウィR』を取り出し、使用感を比較してみた。
製造時期等関係なく、以下に簡単にまとめる。
まぁ、個人的に「記録しておきたい」っていうのもあるし。
ザリガニっぽく(?)「ココココ…」という心地よい音を出しながら泳ぐ。
ただし、泳ぎ出しはダルい。
一瞬の間をおいて突然「グワングワン」と動き出すので、人も魚もびっくりする。
悪くはない。
浮力大。
「カランッ、カランッ」と共鳴するラトル音。
他のものより明らかにタイトなアクションで、ブルブル震える。
速巻きによって派手に側面を見せながらも、バランスを崩すことはない。
言うなれば「ハイピッチロール」。
これは釣れそうだ。
ラトルサウンドは、控えめなカラカラ音。
アクションは、ぬるぬる系。
ロールはせず、大きく滑らかにボディをくねらせる。
「ニョロニョロ」と残像が残るくらいピッチの速いウォブルが特徴的。
イリュージョンだ。
ちょっとクセが強い。
ひと目見て「ラパラっぽい」と思った。
タイトに、ぬるぬる泳ぐ。
浮力が小さく、安定感は抜群。
固着気味なのか、ラトルサウンドは全く聞こえない。
これはこれで、効きそう。
浮力大。
支点がないようなアクション。
「バタバタバタッ…」
「ガタガタガタッ…」
と派手にボデイを振る。
サウンドは控えめのカラカラ音。
釣れなくはないだろうけれど…。
上のブルーバックシルバーと同じ系統のアクションだが、ややおとなしい。
「カタカタカタ…」と尻を振って泳ぐ。
ただ、バランスが悪く、しばしば傾いたまま泳いでくる。
浮力は小さい。
内部が腐っているようで、「コト…コト…」と音を立てたかと思えば、次のキャストではサイレントだったり…。
使えない。
以上。
さて、強調したいのは、これらは“選んだものではない”ということ。
適当な6つだ。
ネットでは
「『ウィR』は個体差が少ない」
といったコメントが目立つ。
(ちなみに、ウエイトは、9.0〜10.0gでまとめてきている。舶来物としては優秀だ。)
気づくか、気づかないか…
小さな違い、違和感、に。
ぼくはデリケートなのだ。笑
そして、気づかない者が悪いわけでは決してない。
なぜなら、結局のところ、「どうでもいい」のだから。
(釣果に結びつくファクターは変化…人から見たらぎこちないアクションだったりする。)
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■■■□□
レア度■■■□□
「気のせい」度■□□□□