なんでこんなの持ってるんだシリーズ その25
親友のイチロック。
彼の専門は音楽なのだが、「コーモラン」に対する造詣もすこぶる深い。
しかし、それも至極当然のこと。
何を隠そう、イチロックは、長年にわたり、私財を投じて(と言っても、ほとんどの場合、コーモルアーはワンコインだ。笑)コーモラン研究を続けてきたのである。
そんなイチロック曰く、
「コーモランはただのパクリメーカーではない」
と。
「大手メーカーをはじめとした同業他社は、コーモランにパクられることを目指してルアーを開発していた」
「コーモランにパクられるようなルアーをリリースすることができなければ、一流メーカーとは呼べない」
「コーモランにルアーをパクられて、初めて、一人前と認めてもらえる」
…イチロックは以上のような論を、歴史的背景と関連づけ、展開している。
また、1つのルアーを多角的に捉えるのが、イチロックのコーモ批評における特徴である。
同時に、全てのコーモルアーに共通する性格として、
「宇宙を見つめている」
と結論づけている。
その中でも、このルアーは、
「視線はおろか、存在自体が最も宇宙に近い」
という。
名称不明のダーター。
元ネタは「タイニーラッキー13」あたりだろうか。
(うむ…さすがヘドン。やたらとパクられるだけあって、超一流メーカーだ。)
これ、
いかにも MADE IN JAPAN らしく、
ヘドン物より芸達者。
ターンは若干苦手だが、ポップ音もスプラッシュも自在に操ることができる。
水面直下のダートアクションも、実にアトラクティブだ。
それにしても、、こんなにも目に魂のこもっていないルアーをリリースするメーカーは、コーモランをおいて他にない。
さすが、コーモラン研究家・イチロック…納得である。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「親戚のおばさんはコーモルアーの色を塗るという名誉な仕事をしていた」度□□□□□