サイズ/55mm
ウエイト/18.3g
ブランク素材/ー
価格/2,900円(税抜)
そうは言っても、かわいいルアーも持っている。
“ケミカルヒヨコ”。
「無駄の向こうに何かが見える」でおなじみ(?)ヒヨコブランド。
というか、このブランドコンセプト…
一体どういう意味なの…?
「オーバースペック」っていうんだったらものすごくいいのに、、それとは全然違うしなぁ。。
どうしてもこのカラーが欲しかったから、店で見つけたときは嬉しかった。
そして、ふたつ購入(後にひとつは手放した)。
だって、釣れそうなカラーだから。
でも、結局、釣れなかった。
決して、「釣れないルアー」ということではないけれど。
ぱっと見、テーブルターンが得意だってことはよく分かるだろう。
でも、そのアクションは、別に感心するほどのものじゃない。
よくも悪くも想像した通り。
“汎用性のない道具”って魅力的だし、ごく軽くちょんちょんさせると実に“生物like”ではある。
でも、だからと言って、“移動距離の少ないテーブルターンが釣れる”ってわけではないし、そういう使い方なら、もっといいルアーは他にある。
驚くべきは、このルアーは、「形ありき」で作られたのではなく、開発者がペンシルの研究をする中で辿り着いたフォルムをまとっているらしい。
なるほど、フェザーにしろ、フックにしろ、くびれにしろ、ブレーキを効かせる要素が散見される。
とにかくこのルアー、徹底的に無駄を削ぎ落としている。
コンセプト、ブレてない?
何はともあれ、“このフォルムの中に全てを落とし込んだ”というところに価値があるのだ。
そういう意味でも、やはり“ケミカルヒヨコ”は傑作だと思う。
でも、ぼくにはこれ、ヒヨコじゃなくて「フクロウ」に見える。
そう、“ケミカルフクロウ”だ。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■□□□
「そうこうしているうちに、“ヒヨコブランド”も『袋小路』に迷い込んでしまった」度■■□□□