学生時代、A湖での出来事。
早朝、懇意にしているボート屋の桟橋で、
当時、テレビをはじめとした様々なメディア、製品開発、等で活躍をしていた某有名プロが
撮影をしていた。
ボートを出す前に見物していると、
まもなく、
某有名プロの「きました!」という声が響いた。
…で、根掛かりだった。
(実際の放送でどのように編集されたのかは分からない。)
しばらくすると、
再び、
某有名プロの「きました!」という声が響いた。
…で、ロープを釣っていた。
(実際の放送でどのように編集されたのかは分からない。)
この桟橋は、通常、“釣り禁”。
そして、100%釣れる。
(ぼくは、ボート屋の容認のもとに、何回か釣りをしたことがある。)
なんだか居た堪れなくなり、
見物をやめて、ボートを出した。
そんなぼくにも、
「ロープといえばこれ」
というルアーがある。
ホッパーストッパー『ヘルレイザー』
もともとは、、
ぼくより“ひとまわり以上年上”の
「往年のバサー」のボックスにだけ入っているようなルアーだった。
ところが、、
「ロッドアンドリール」誌に度々登場したことで、
突然注目されるようになる。
「ロッド〜」誌は、アホみたいに、この地味なルアーを推しまくっていた。
結果、一部の人間が買いあさり、価格も高騰することとなる。
…ぼくは、『ヘルレイザー』に対して、そんな印象をもっている。
これは、復刻していない小さいサイズ。
よく動かないのによく釣れる…という愛すべきルアーだ。
ちなみに、大きい方は、よく動かなくてよく釣れない。
ペラでサウンドと泡を演出しながら、
ボディを「ペトッ」と寝かせる。
(ところが、連続してそれをやろうとしても、どうもうまくいかない。笑)
いい時季、ピンポイントに入れれば、
ワンアクションで、
まずバイトをもらえるのだが…
この「ピンポイントに入れる」
というのが難しい。。
先に述べたように、『ヘルレイザー』は、連続したアクションが苦手…
“本気で釣る”となると、
バスと勝負するポイントは手のひらほどの範囲になる。
そのため、かなり狭い空間を射抜かなくてはならない。
しかし、このサイズ(ウエイト/実測値8.0g)にこのフォルム、バランス。
ただでさえ難しいキャストになるのに、
けっこう煽られる。
何度、係留ロープや捨てロープに引っ掛けたことか…。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「きました!」度■■■■■