HEDDON/Magnum Torpedo ⑥

ところがである。

 

 

当時のダイリツ物には、

 

なぜか、最初からヒートンががっちり締められている個体が数多く存在していた。

 

左から、「14KCD」、「XBW」、「OGG」。

 

 

そこまで“がっちり”なっていると、

 

「守備を固めている」というか、

 

ルアーの意志みたいなものを感じて、

 

緩めるのが申し訳ないような気がしてしまう。

 

それにしてもひどい塗りだ。

 

 

じゃ、どうするか…?

 

 

“がっちり”なっている個体は、

 

“がっちり”なったまま、、

 

発注したのが日本のメーカーだったから、軽視したのだろうか。

 

 

そのままの状態で使う。

 

 

それが流儀だ。

 

 

 

むしろ、ペラが動かないことを生かしてやればいい。

 

 

ブレーキが効くので移動距離を抑えることができるし、

 

(よく言えば)飛沫を上げながら不規則にダートする(こともある)。

 

 

それで釣れなければヒートンを緩め…否、

 

「最後まで決して緩めたくはない」

 

という本人の固い決意に敬意を表し、

 

引退させてあげようではないか。

 

 

 

釣れ釣れ度■■■□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■□□

「曽ヶ端」度■■□□□

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