これまでにもいくつかのルアーを「動かない」と評してきた。
(他人によっては動かしやすいルアーもあったようなのだが…)
しかし、そのどれもが、使い手が怒り狂えば、多少は動揺した。
わずかながらも、動きに変化をきたしたものである。
…どの世界にも上には上が在る。
“King of 微動だにしない”、ナンバーエイト『ピスタチオ』。
確か、2000年初め頃の購入。
これまでに紹介した“動かない”ルアーは、言わば、「かませ犬」。
(誤解のないよう書き添えるが、「かませ犬」はそれなりに強くなければならない。)
『ピスタチオ』の前では、どんなルアーもかわいらしく見える。
自分のことを「ブルドーザー」とでも勘違いしているのだろうか。
使い手が怒り狂っても、全く動じることはない。
いつも、
ただの(複雑な形状の)“塊”
として水面に居るのだ。
おっかない。。
「木の枝とか藻とか、拾っちゃったかな?」
と思っても、何も引っ掛かっていない。
あまりにも動かないので、何度確認したことか…⤵︎
圧巻なのは、ここのブランド、、
他のモデルも、
微動だにしないのだ。
(少なくとも、ぼくが使ったことのある初期の作品は。)
姿形、つまりはカテゴリーの異なるルアーなのに…。
この事実に直面したとき、ぼくは、軽いパニックに陥った。
“根性が据わっている”とは、こういう人物ルアーのことを指すのだろう。
挑んだ者は、何もできず、
怪我をするか、返り討ちに合うか、、
選択肢はそれだけだ。
釣れ釣れ度□□□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■■□
「水面に根掛かり」度■■■□□