NUMBER8/PISTACHIO

これまでにもいくつかのルアーを「動かない」と評してきた。

(他人によっては動かしやすいルアーもあったようなのだが…)

 

しかし、そのどれもが、使い手が怒り狂えば、多少は動揺した。

 

わずかながらも、動きに変化をきたしたものである。

 

 

…どの世界にも上には上が在る。

 

 

 

“King of 微動だにしない”、ナンバーエイト『ピスタチオ』。

 

確か、2000年初め頃の購入。

 

 

これまでに紹介した“動かない”ルアーは、言わば、「かませ犬」。

 

(誤解のないよう書き添えるが、「かませ犬」はそれなりに強くなければならない。)

 

『ピスタチオ』の前では、どんなルアーもかわいらしく見える。

 

 

自分のことを「ブルドーザー」とでも勘違いしているのだろうか。

 

 

使い手が怒り狂っても、全く動じることはない。

 

いつも、

ただの(複雑な形状の)“塊”

として水面に居るのだ。

 

おっかない。。

 

 

「木の枝とか藻とか、拾っちゃったかな?」

と思っても、何も引っ掛かっていない。

 

あまりにも動かないので、何度確認したことか…⤵︎

 

 

圧巻なのは、ここのブランド、、

他のモデルも、

微動だにしないのだ。

(少なくとも、ぼくが使ったことのある初期の作品は。)

 

姿形、つまりはカテゴリーの異なるルアーなのに…。

 

この事実に直面したとき、ぼくは、軽いパニックに陥った。

 

 

“根性が据わっている”とは、こういう人物ルアーのことを指すのだろう。

 

 

挑んだ者は、何もできず、

怪我をするか、返り討ちに合うか、、

選択肢はそれだけだ。

 

 

 

釣れ釣れ度□□□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■■□

「水面に根掛かり」度■■■□□

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