幼い頃は、
「スーパー」「ウルトラ」…頭にそういう類のワードがつくだけで、
ありふれたものが、
とんでもなくハイスペックで、高級で、近未来的なものに変貌したものだ。
余談だが、つい最近まで、ぼくは、ディズニーランドのアトラクション「ビッグサンダー・マウンテン」を「ウルトラサンダー・マウンテン」だと思っていた。
ついでに、、「カリブの海賊」は「カリブの館(やかた)」だと思っていた…。
(これらの誤りを、指摘し、正してくれたのは親友のイチロックだ。)
閑話休題
ところが、いつの頃からか、そういう感覚は失われてしまった。
それどころか、「スーパー」だとか「ウルトラ」だとか必要以上に主張しているものを見ると、強烈にうさん臭く感じるようになった。
きっと、このルアーのせいである。
ダイワ『スーパーロビン』
’80年代中頃のルアー。
小学生の頃から所有しているのだが、その時点ですでに、オールド臭がぷんぷんと漂っていた。
全然、「近未来」ではない。
試しに投げてみると、
硬質発砲素材でできているはずなのに、
漂う木片感がすごい。
“ゴミ”という結論に至った。
即断だ。
(30年近く前の話)
「スーパー」とか言っておきながら、
スーパーなところが何一つない、
究極の「ロースペックルアー」である。
※見た目は好き。
釣れ釣れ度□□□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■□□□
「仮面の貴公子ロビンマスク」度□□□□□