これまで3回に渡ってお届けした連載「H氏から譲っていただいたハトリーズ」。
最終回の今日は、スーパーストライクシリーズの『ハッピー・モール』。
いや、もう、、
本当に、
惚れ惚れするプロポーションである。
スーパーストライクシリーズがデビューしたのは’84年。
その後わずか5年の販売期間であったが、ちょうどぼくが釣りを始めた時期と重なる。
そんなわけで、ぼくにとっては、今なお、鮮烈な輝きを放ち続けているルアーなのである。
ところで、
「ウッド(バルサ)製のルアーは水によく絡む」
と言う人がいる。
「プラは、ウッドやバルサには勝てない」
とか。
“アルキメデスの原理”を根底から覆す、衝撃的な理論…否、都市伝説である。
(もちろん、バランスやサウンドは重要なファクターだけれど、、)
「バサー7不思議」に認定したい。
とはいえ、趣味なんて、総じて、興味のない人にとっては馬鹿げたものである。
そして、趣味嗜好について、(法を犯していない限り)他人がとやかく言うものではない。
だから、「水によく絡む」って言うのなら、それでいい。
ウッド至上主義ではないけれど、
ぼくも、
釣りをセンス(感覚)で語るのは嫌いじゃない。
そんなわけで、『ハッピー・モール』について。
水によく絡む、ウッド製のルアー。
バスの居場所がはっきりしている場合、
その強さは抜きん出ている。
水をしっかりと押しながらも、
軽やかに首を振り、
控えめな音と飛沫で誘う。
自身のプロポーションをこれだけを活かしているルアーも珍しいだろう。
実力がともなった、最高にセクシーなモグラ女子ルアーだ。
(バスは、本当に、水に落ちたモグラを襲う。)
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■■□
「モデル×グラビア」度■■■□□