よく釣れるルアーもあるけれど、
基本、ダイワはセンスがない。
お抱えのバス釣り愛好家、開発者、にオシャレな人がいないのだろう。
スタイリッシュにしようとする努力は見てとれるが、逆にどれも(けっこう強烈に)ダサい。
それはもう、ダイワの伝統といっていい。
(ただ、視点を変えると、ほどよく珍妙で、おもしろい—つまりは心惹かれる—ルアーをいくつも生み出してきた)
※レイドジャパン『ダッジ』との比較。ほぼ同じボディ長に対してこの太さ!ウエイトは実に6割増し。う〜ん。。
では、ダイワがまともなルアーをつくるためには、どうすればいいのか?
他社製品のいいところを、いろいろと盗めばいいのだ。
いい意味で。
実はこれ、ダイワの得意技である。
下位(小規模)企業が魅力的なルアーをリリースしたとしても、強者戦略によって圧倒できるのがダイワ。
斬新なシステム、流行りの釣法、、
トレンドになっているカタチ、
を素早く自社製品に取り入れる。
結果、市場において、経営資源の豊富なダイワ社製品のほうが、多くのケースで“優れている”“スタンダードである”ということになるのだ。
この判断は、ユーザー(ダイワの場合は特に一般・初心者層)にとっても同じように働く。
そして、その強さから、決してパクリとは言わせない。
まっ、これは当然の企業戦略である。
『バンクフラッター』なんて、いい例だ。
ルアーのディテールやカラーラインアップ、その在り方、を知ってお気づきの方も多いだろう。
いろんなブランドのいろんなルアー、いろんな羽根モノ、の寄せ集め感がすごい。
これをスマートにできるのがダイワなのだ。
※ウォータースルーギル構造の効果については…正直よく分からない。
そして、やっぱり最後は、“らしさ”を全面に押し出してきた。
この風貌…
もっさりとしていて、垢抜けない。
頑固に守る、ダイワの伝統。
ちょっと残念なようであり、微笑ましくもあって、なんだかんだ安心感もある。
こういうのが将来、珍品として珍重されるのだ。笑
ちなみにこの『バンクフラッター』、、
先日、適当に投げていたら、釣れた。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■□□□□
「あっちが真似した」度□□□□□