Berkley/Frenzy PRO FDS

賛否ある。

 

 

 

べた〜っと塗ったような(印刷物を貼ったような)カラーリングは、

 

メガバスのグアニウムゴースト風にアップグレード。

 

 

なかなかに釣れそうなフィニッシュである。

 

 

 

一方で、うろこ模様や胸びれを刻み込んだ意匠は、極めて安っぽい。

 

 

パケに入っていない裸の状態で売られていたら、十中八九、パチモノと思われるだろう。

 

 

バークレイ『プロ フレンジーダイバーシャロー』

 

 

 

このルアーを紹介する際には、必ず、

 

「100万ドルの資金を投入した研究施設で開発された」

 

ことに触れなければならない。笑

 

 

 

仰々しくプラスチックのハードケースに入って売られていた、エキセントリックな形をしたクランクベイト。

 

 

ラベルに新たに書き加えられた“PRO”のたった三文字が、

 

「限界特性を高めるために内部構造を再設計したのだろう」という勝手な妄想

 

刺激的でピーキーなルアーを操る優越感や充足感

 

をぼくらに与えてくれる。

 

 

 

さらにケースには、商品ラベルに加えて、

 

Jay Yelas CITGO® BASS MASTERS CLASSIC® WINNING LURE!」

 

などというステッカーも貼られ、だめ押しで煽ってくる。

 

 

嘘か実か、2002年にジェイ・イエラスがクラシックを制した際のウイニングルアーとのこと…

 

 

う〜む。。

 

 

 

いずれにせよ、そういった見ために反して、超普通の—つまりは普通にいい—ルアー。

 

 

操作性やアクションは、マイルドでイージー。

 

 

「プロ仕様」じゃなくて、「プロ志向」ってところかな。

 

 

ちなみに、“プロシリーズ”として販売された期間はごく短く、

 

その後、普通のブリスターパッケージで、普通のフレンジーとして、身の丈にあった販売形態がとられた。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■■□□□

レア度■■■□□

「Frenzy的ジェイ・イエラスファンしか買わない」度■■□□□

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