そうは言っても、、ぼくは「ミキスケ&ハニー(以下:ミキスケ)」がけっこう好きなのだ。
20年程前は「ミキスケ」も売れに売れていた。
ブームに乗っかって。
(2000年頃からしばらくの間、インディーズ系のトップウォータープラグは、どんなものでも売れていたのだ)
しかし「ミキスケ」は、当時から、間違いなく二流ブランドであった。
はっきり言って、全っ然、数千円という価格に見合うクオリティではなかった。
ぼくは、最初、「ミキスケ」のルアーを“ただなんとなく”買った。
ところが、「どんなもんだべさ…」と投げてみると、すぐに釣れてしまったのだ。
その後購入した「ミキスケ」のルアーも、なぜか、釣れる。
そうしてぼくは、
—生物学的非対称性— 粗雑なつくりが生物ライクな何かを生み出しているのではないか?
という仮説を立てるに至ったわけだ。笑
さて、、
『こざかなさん』
これは、
週末の亀山ダムででかいトップウォーターで釣る
という歴史的快挙を成し遂げた、驚愕の…否、戦慄のひと品である。
しばらくは、本当に、周囲がザワついた。笑
実際『こざかなさん』は釣れるようで、後年、発泡素材で量産化されている。
記憶が確かなら、「ミキスケ」は、この頃からリアル(に寄せた)カラーを頻繁に塗り出した。
釣果を優先させる上でのこの流れを、ぼくは否定しない。
だがしかし、その出自とスタイリングを考えると、アイコニックなパターンやクラシカルなカラーリングだけにしておけばよかったんじゃないかなぁ。。
思えば、この辺りからどうも怪しかった。
キレちゃったのかな…
どんどんアナーキーな方向へと突き進み、迷走。
そうして、ひっそりと姿を消した。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「メルトダウン商法」度■■□□□