メーカー・モデル名不明/フローティングバイブレーション

なんでこんなの持ってるんだシリーズ その41

 

 

 

ちょっと前に乗合船のボートシーバスに行ったときのこと。

 

 

隣にいた同世代と思しき男性が、ずっと、ちょっとハズしたルアーをキャストしていたのだ。

 

 

なんてスタイリッシュなのだろう。

 

 

もう、それだけで友だちになりたくて、ついチラチラと見ていた。

 

 

ところが、向こうも、ぼく以上にチラチラとこっちを見てくる。

 

 

無理もない。

 

 

ぼくも、ずっと、ちょっとハズしたルアーをキャストしていたのだ。

 

 

まっ、お互い声をかけたくて、

 

でも、お互いちょっと人見知りで、、

 

結局、間もなくして打ち解け、ルアー談義に花を咲かせながらシーバス釣りを楽しむことができた。

 

 

で、そのとき、そのスタイリッシュな同船者からもらったのが、このルアーである。

 

 

ブランド名も何も分からない、『バイユーブギ(Bayou Boogie)』風のフローティングバイブレーション。

 

ウエイト/30.5g

 

 

昆布巻かまぼこみたいなカラーだな…笑

 

 

もともとは、同船した男性の知り合いが「タックルベリーで見つけて買った」らしい。

 

 

「いらないから」とそれをもらって、

 

そして今度は、ぼくがもらった…

 

というわけだ。

 

 

 

エラ蓋には「MIY」「9102」(’91年2月製という意か)と刻まれている。

 

 

「MIY」がブランド、または製作者名なのだろうか。

 

 

おそらく、’80年代の終わりから’90年代の初めにかけてのルアー。

 

 

つくりは本格的。

 

 

綺麗だし、しっかりしている。

 

 

肝心のアクションは、泳がなかったり、泳いだり。

 

 

水を噛むと、水面直下を「うねうね…ばたばた…」と泳いでくる。

 

 

最も調子がいいときは、「スイッ、スイーッ、スイッ、スイーッ」とダート。

 

 

とはいえ、2〜3投に1回は、斜めになったまま無(む)でこっちに来る。

 

 

むろん、はたいたりはできない。

 

 

これじゃあ消えるだろうし、「復活」という話もなかったことだろう。

 

 

ただ、これからも時々は、“ハズし”で投げていきたい。

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■■□□□

レア度ー

「ゾンビを復活させないようにするためにはショットガンで頭を吹き飛ばすしかない」度■■■■□

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