BOMBER/Magnum Long ″A″

20年ほど前。

 

 

イチロックと関東地方にある管理釣り場によく通っていた。

 

 

スタッフが元暴走族で、まずそれがおもしろかったのだが、

 

この管理釣り場では、スペクター ストライパーが釣れるのだ。

 

 

 

日本で、管理釣り場で、ストライパー、、、

 

いろいろと邪道ではあるが、

 

まーとにかく、おもしろかった。

 

 

ストライパーは、スイッチが入ると、水面直下をものすごいスピードで泳いでくる。

 

その様は、まるで、新富士駅を通過するのぞみ。

 

 

ちょっと怖いくらいである。

 

 

勢いそのまま、「ガツンッ」と衝突するようにルアーにアタック。

 

 

さらに、食い損ねてからがまたおもしろい。

 

 

ストライパーは、きょろきょろと首を振ってルアーを探すのである。

 

魚というより、犬の動きに近い。

 

 

そして、ルアー見つけると、何度でも、躊躇なくアタックしてくる。

 

 

評判どおり、ファイトも強くて派手。

 

 

まさにファイターだった。

 

 

(しかし、通いつめているうちに、ストライパーはあまりファイトせずにあがってくるようになった。明らかに、サボっている。釣られることに慣れてしまったのだろう)

 

 

元暴走族の人は、いつも、

「釣れないでしょ…」

と申し訳なさそうに声をかけてくれるのだが、ポイントとコツをつかむと、どんな魚よりもイージーに釣れた。

 

 

 

 

さて、ストライパーといえば、このルアーである。

 

 

ボーマー『マグナムロングA』(17A)

 

 

カラー名が「Baby Striper」だから。笑

 

 

「ロングA」といえば、ご存知、ミノーを語る上では回避不能のデファクトスタンダード。

 

 

しかし、マグナムサイズともなると、標準でもなんでもない。

 

 

ウエイトは27.5g。

 

アイを除いたボディ長は、実に153mmにも及ぶ。

 

 

(ソルトでは人気らしい)

 

 

もちろんバス釣りに使った。

 

 

極めて真っ当なミノーなのだが、タックルと筋持久力が追いつかない。

 

 

思わず「もう勘弁してください!」と言いたくなるほど、ぶりんぶりんと激しく抵抗する。

 

 

まぁ、確実にまともなバスは寄りつかないだろうから、大物狙いにぜひ。

 

 

ただし、手首用サポーターはあった方がいいかもしれない。

 

 

ちなみに、、ストライパーを相手にした管理釣り場での特殊な訓練は、今日のバス釣りにも十分活きている。

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■■□□□

レア度■■■□□

「予科練」度■□□□□

*