遠目だとうんこに見えて焦るヘビ皮張りのギルモア。
かつて全く釣りをしない友人に見せたところ、
まじまじと眺めた後で一言、
「虫?」
と言われたので、
生物学的に有機であるとの印象を、人間にも、魚にも、このルアーは確かに与えるのだろう。
事実、ヘビ皮張りはおそろしく釣れるので、正直ブログに上げたくない。
ギルモア『スモールジャンパー』
ボディ長/80mm(ペラ・ヒートンを除く)
ウエイト/14.3g
4,000〜5,000円はしたような気がする。
“スモール”といっても、けっこう大きい、バスルアーとして最もオーソドックスなサイズ感である。
ご覧のとおり、本気仕様。笑
それなのに、あまり使っていない…
というか、使えない。
ヘビ皮張りのギルモア全般に言えることだが、
コーティングの甘さから水を吸ってしまい、
気づくとシンキングになっているのだ。
「まぁ、いいか」
とそのまま使っていると、
ヘビ皮やコーティング剤がふやけてしまい、ぶよぶよになる。
(乾かすとすっかり元通りにはなる)
かといって、コーティングし直すと、風合いが損なわれてしまい、釣れない。
(有機→無機になってしまうのだ)
極めつきは、そもそも、ダブルスイッシャーとしての基本性能が高くない。
結局、「粗雑なルアー」。
したがって、勝負は水が染み込んでくるまでのほんの一瞬。
泳がさなくても、放っておくだけで釣れますから。
本当に。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「これ『で』いい 〜人の心を一瞬でつかむギルモア式デザイン戦略〜」度■■■□□