水面を、滑り、アクションする道具として、
この形状は完成形に近いのではないか…
と思ってしまう。
流麗である。
反面、水を流しすぎる嫌いがあるのか、腹部にはブレード。
ぼくは、
「金属と金属の干渉音はリスキー」だと思っているので、
若干この点が気になる。
見た目的にも野暮だ。
とはいえ、
実際釣れないことはなかったし、
「とてもよく釣れる」という噂を耳にしたこともある。
ハノホウシとは「葉の胞子」らしい。
胞子か…嫌だなぁ。笑
だから、カビっぽい色味なのだろうか。
否、「環境問題」でもテーマにして、アースカラーに塗ったとか…。
いずれにせよ、この頃のサウスハンドのカラーリングは美しい。
当時の資料によると、「着水バイトに狙いを定めた設計」とある。
いわゆる「落ちパク」というバスの喰い方。
だから、ぼくは使い始めた頃、キャストして着水→バイトがなかったら、即、回収していた。
もちろん、普通にアクションさせるべきなのは分かっていた。
でも、
「着水バイトに狙いを定めた設計」だっていうから…
即、回収。
(そういう楽しみ方もあるのだ!)
しかし、このルアー、着水と同時に魚が…全然出ない。
だから、全然釣れない。笑
詐欺である。
第一、着水と同時に魚が出たとしても、そんなコンディションの時には、他のルアーを使うに限る。
…そうこうしているうちに、疲れたのでゆっくり回収してみると、すぐに釣れた。。
なぜか落ち込んだ、、という⤵︎
さて、冒頭、スタイリングの可能性に触れたが、気のせいだったようだ。笑
普通にアクションさせてもそれほど器用な方ではない。
(やっぱり、絶対、金属パーツが多すぎるのだ。)
結局、今では、見て楽しむルアー。
くびれを設けたボディラインは文句なしに格好いい。
ハンドメイドはこうでなくっちゃ。
美しい木目も鑑賞できる。
15年ほど前のルアーだったろうか。
当時の定価、大体6,000円。
風来堂で中古購入。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「シダの胞子嚢がトラウマ」度■■■■■