ぼくらの世代だと『キャプテン翼』だ。
主題歌の「燃えてヒーロー」は、今でも、そらで歌える。
しかし、何年か前、久しぶりに『キャプテン翼』を見て愕然とした。
15頭身はあろうかという“頭と体のバランスが狂ったバケモノ”が
“奇怪な技(魔法の類だと考えられる)”を繰り出す
「ファンタジー作品」
へと変貌を遂げていたのだ。
下手するとトラウマになる怖さである。
これが、今回のルアーの話につながる。
ストーム『ウィーワート』
’70〜’80年代のルアー。
明らかに、ボディとリップのサイズ感がおかしい。
さすがに『キャプテン翼』ほどではないが、
このバランスの悪さは、
「ハローキティの着ぐるみ」に近い。笑
「ハローキティの着ぐるみ」の気もち悪さも相当なものだ。
体型が人間に近すぎる。
なぜ、人間に寄せたのだろう…
元はとてもカワイイのに⤵︎
それでも、、
(あくまでもルアーの話!)
ずうっと眺めていると愛おしくなってくるから不思議だ。
実は、この『ウィーワート』、ワート兄弟の中ではかなり釣れる方。
しかも、ほとんど根掛かりしない。
見た目通り、バランスは“かなり”危うい。
「バスもうまく吸い込めないんじゃないの?」
っていうくらいに、ふらふらと泳ぐ。
しかし、それが、
“高度なテクニックで相手を華麗に抜き去るドリブル”
のような動きで、いい。
ある程度水深のある護岸を見つけたら、
数分間だけでも、
ピッチに送り出してあげてほしい。
アブレない限り絶対ゴールを決めてくれることだろう。
ちなみに、ベンチ 末弟には、
「ピーウィーワート」という
本当に“『キャプテン翼』に出てくる頭と体のバランスが狂ったバケモノ”みたいなやつ
が控えている。
釣れ釣れ度■■■■□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「心臓病のため数分間しかピッチに立つことが出来ないガラスのエース『三杉淳』」度■■■□□