ぼくはゴルフが下手だ。
同伴者に迷惑は掛けないが、上手くはない。
始めたときは、しばらく、練習にも勤しんだ。
結果、楽しめる程度には上達した。
でも、ハマらなかった。
ゴルフは不思議なスポーツだ。
右に池があると思うと、ティーショットはスライスして、狙いすましたように池へ。
ぎりぎりOBじゃなくて、「助かった〜」と思ったら、2打目をシャンクしてOB…。
(まぁ、ぼくが下手なだけなのだが)
これが今回のルアーの話につながる。
ハンドサム『マグナムスニフ 吾木香 Collaboration 2005』
サイズ/約155mm(ヒートン・ペラ含む)
ウエイト/33.0g
ブランク素材/ー
価格/7,560円
その昔、風来堂で買った。
一目惚れ。。
今でこそちらほらと見かけるけれど、こういう寄木細工の意匠は、昔はなかった。
「ハンドサム」の嶋崎泰蔵氏と、「吾木香」の屋号で活動している(していた?)工芸家、山田良穂氏のコラボレーション。
見た目だけを気に入っていたので、当初、使う気はさらさらなかった。
それにペラまで木製。
実用的でないことは明らかだ。
でも、
「木のペラはどんなものなのか…」
「ルアーとしての実力は、ちゃんとあるのか…」
気になり出したら最後、、
がまんできなかった。
右は岩。
釣れるのはいつも岩ぎりぎり。
普段はミスキャストなんてしない。
何度も述べているように、ペラは木でできている。
“岩にヒット”だけは避けたい…
岩だけはダメだ…
この際、岩ぎりぎりを攻めなくてもよい。
余裕をもってキャスト
…のはずが、狙いすましたように岩へ。
意識すればするほど、
岩にぐんぐん吸い込まれていく。
(ここで、「釣りたい!」という色気を出したのが間違いだった…)
ブレーキをかけたものの、時すでに遅し。
派手にクラッシュ。。
折れたペラの先が皮一枚でつながっていたことが、不幸中の幸い…。
“ルアーの実力を確かめる”といったレベルの話ではなく、
「デビューして、そのまま撤退」
という話。
釣れ釣れ度ー
ロスト度■□□□□
レア度■■■■□
「バス釣り界のマスターカード・ローラ」度■■■■□