「上手いなぁ」
と思う友人や後輩はけっこういる。
でも、“釣りの師”と呼べるような人は少ない。
たまに登場するH氏は、そんな数少ない“師”のひとりだ。
実際の釣りというよりは、ルアーに関する氏の知識や考え方に、ぼくは大きな影響を受けてきた。
そんなH氏から譲り受けたルアーはいくつもあるのだが、
今回は「ハトリーズ」を記しておきたい。
もうずい分と前のことだが、
珍しく(笑)、
「どれもよく釣れるよ」
と言って手渡してくれた。
ひとつめは、『ベイシング・スパロー』。
プラ製のハトリーズの中では、好きな方で、他にも所有している。
流れる水のような曲線が、実に日本的で、美しい。
しかし、実際に使ってみると、
そんなボディラインやペラの穴も、
どこがどういうふうに効果的なんだか、
よく分からない。
ただ超普通のダブル・スイッシャーで、
ぎこちない演出の果て、
まぁ、釣れる。
’90年代初めのルアー。
確かに頭がスズメっぽくてかわいい。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「東京ヤクルトスパローズ」度□□□□□