Tackle Industries/Skip Jack

他人よりも自然の中で遊ぶことが多いので、それなりにおもしろい経験をしてきた。

 

 

「希少な淡水魚や昆虫を探す」なんてこともやってきたが、

 

やっぱり、“探しても見つからない”系との—偶然の—出会いがおもしろい。

 

 

例えば、モンスター級との出会い。

 

 

丸太のようなアオダイショウだったり、

 

20cmはあろうかというヤンマだったり、

 

小型炊飯器みたいなアズマヒキガエルだったり、、

 

70のバスも当然見たことがあるし、

 

今ネットで日本最大記録とされているものより一回り大きいアメリカザリガニも数年前に捕まえた。

 

 

 

大きい系じゃなければ、

 

黄金のナマズやオタマジャクシ、

 

アルビノのオタマジャクシ、

 

に出会ったことは何回かある。

 

 

(ネットに場所を晒して自慢するようなことは絶対にしない。バス釣りだってこのままじゃ本当に終わるよ…)

 

 

 

そして、これまでに最も衝撃的だった出会いが…

 

 

「双頭のオタマジャクシ」をすくったことである。

 

 

 

しかし、都会に住むぼくですらこんな具合なのだから、

 

自然豊かな地域に住む人は、とんでもないことになってるんじゃないのかなぁ?

 

 

まぁ、「双頭のオタマジャクシ」なんかは、ひょっとしたら水が汚い都会のほうが見つかりやすいのかもしれないけれど。。

 

 

 

さて、これが今回のルアーの話につながる。

 

 

 

小さいペンシルベイトなのだけれど…

 

 

これって、

 

 

頭が二つじゃん。。

 

 

どっちも頭。

 

 

反対側にもちゃんとヒートンをさせるようになっていて、、

 

前から後ろから、

 

どっちからも引ける。笑

 

 

 

ただ、お尻?のほうにはもともと何もついていなかったし、

 

よく見ていただくと分かるように、何かをつけた痕跡もない。

 

 

ずうっと我が家にいるルアーで、いじってもいない。

 

 

(正直、不良品のような気もしている)

 

 

 

おそらくは、タックルインダストリー社製の『スキップジャック』。

 

 

(…正直、確信はもてないが)

 

 

ウエイト/5.5g

 

ボディ長/60mm

 

 

1980年代前半のものだろう。

 

 

『スキップジャック』といえばダブルスイッシャーが知られているが、

 

どうやら、同じボディ、同じルアー名で、シングルスイッシャーやペンシルベイトも存在していたようなのである。

 

 

 

リアフックもないし、前も後ろもないのだから(一応、前後はあるのだけれど…)、

 

当然、水平浮き。

 

 

泡沫を発しながらのショートスライドには唸らされる。

 

 

同じモールドでじゃんじゃん作って…

 

くっつける。

 

 

合理的といえば実に合理的。

 

 

ある意味、擬似餌の本質だと思う。

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■□□

「ウルトラ怪獣 パンドン」度■■■□□

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