昔、笹巻けぬきすしにお土産を買いに行ったとき、偶然、フロッグ神田店を見つけ、そこで中古購入したもの。
うらしま堂・渡辺つり具店『アーティスト AFC-60L』
フィリプソンがモデルの、のんびりしたグラスロッド。
「トップウォータースペシャル」のネーム通り、ザラなんかを使うときに1本あると“楽しい”。
まぁ、決して使いやすいロッドではないけれど、、
ウエイトを胴に乗せて、ルアーが「ビョ〜ン」と飛んでいく感覚も、独特で、おもしろい。
実はこれ…
「1,000円ちょっと」という衝撃的な値段で売られていたのだ。
(普通に買うと20,000円くらい?)
一瞬、目を疑ったし、何度も値札を確認した。
その当時、フロッグにはあまりいい印象をもっていなかったので、「はめられてるんじゃないか?」とさえ思った。
結局、「1,000円ちょっと」で購入したのだが、
なぜ、「1,000円ちょっと」だったのだろうか。
雇われ店員が、このロッドの素性を“知らなかった”ということも考えられなくはない…
それとも、「フロッグ」は、よほど「うらしま堂」が嫌いなのだろうか…
単純に桁を間違えたのかもしれない…
(価格設定的には、これが最も納得いく)
だが、ぼくが睨んでいるのは、
「Tanahashi」とネームが入っちゃっているから
という説。
いいじゃん、全然。
「Tanahashi」。
ひょっとしたら、このロッドをオーダーしたのは、プロレスラーの棚橋弘至氏かもしれない。
(ネームは「A.Tanahashi」かな?)
どうしても気に入らなければ、
ぶった切ってショートロッドにしてもいいし、
ネーム部の塗装を削ったっていい。
なにしろ「1,000円ちょっと」なのだから。
でも、ぼくはそんなことしない。
だって、これこそが「物語」だ。
※Tanahashiさん、もしこれを読んでいたら、ご一報ください。
釣れ釣れ度ー
ロスト度ー
レア度■■□□□
「読者のみなさん、愛してま〜す!」度■■■■■