HMKL/POP-R イズミバージョン ②

実は、もう一つある。

 

 

 

ポップR イズミバージョン

 

 

これは、もらいもの。

 

 

 

存在自体はもちろん知っていた。

 

しかし、

それがどれほどの価値をもつのか

…ぼくには、まだ、全く分からない(興味がない)頃だった。

 

 

 

第二次バス釣りブームの前、

とある釣具屋(中古品や委託品を扱うショップではない)に、初期のハンクルを10本以上持ってきたベテラン釣り師がいた。

 

 

もちろん正真正銘の本物。

 

 

コーティングは黄色く変色し、箔の縁は浮いて割れ、

そもそもの作りも素朴で、

なんとも貧相なハンドメイドミノーだった。

 

 

そのベテラン釣り師曰く

「大して釣れない」

と。

 

 

そして、店長に、

「いらないから、あげるよ」

「店にでも飾っておいてよ」

と。

 

 

 

斯くして、ミノーは、釣具屋のショーケースに飾られることになったのだが、、

 

当時からポッパーが好きだったぼくは、

目ざとくこれを見つけ、

「個人的に譲ってもらった」というわけだ。

 

 

あげた方も、もらった方も、その価値を知らなかった

という…不幸な生い立ちである。笑

 

 

 

何しろ、一時期、平気で投げていた。

 

(まっ、それこそがルアーの在るべき姿、本当の価値、だとは思うのだが…)

 

 

 

「初代POP-Rのスプラッシュ」

…についてはよく分からないけれど、

なるほど、前方にたくさんの飛沫を飛ばす。

 

華やかだ。

 

 

そのうち、これも、頭の辺りのコーティングが箔の縁から割れてきてしまったので、使うのをやめた。

 

補修してもらえるのだろうか?

 

 

 

これほど上品知性を感じるバスカラーのルアーは他にない。

 

 

 

確かに、大して釣れなかったなぁ。。

 

 

でも、そういう控えめなところも、好きだ。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■■■

「HMNL(はんなり)」度■■■■□

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