GUDEBROD Golden Eye/TROUBLE MAKER 1200

少年時代、

何回か一緒に釣行した

知り合いの知り合いの大人の人がいたのだが…

 

 

公務員というその人は、

いわゆる ヤクザ キレキャラだった。

 

 

気に入らないことがあると、すぐに声を荒らげるのだ。

 

 

道中はもちろん、ボート屋のオヤジなんかとも、必ずと言っていいほど揉める。

 

 

ライントラブルに怒り狂い、ロッドを叩き折る。

 

 

結局、誰も、その人とは一緒に釣りに行かなくなった。

 

 

当たり前である。

 

 

しかし、なんだかんだ、その人はいつもバスを釣っていた。

 

 

ハードルアーのみを用いての釣果なので、この点だけは尊敬に値する。

 

 

その中でも多用していたポッパーが、

 

 

ゴールデンアイ『トラブルメーカー』だったのだ。

 

 

トラブルメーカー…

 

 

一発ギャグなのか、

 

それとも自分自身が一番のトラブルメーカーであることに本当に気づいていないのか…

 

突っ込んでいいのか、いけないのか…。

 

(もっとも、当時、そこに触れる大人は誰もいなかった。笑)

 

 

その後、ぼくも大人になり、ポッパーの釣りにのめり込む。

 

 

メディアでは全く取り上げられていなかった

記憶の中にある2インチの『トラブルメーカー』を

どうしても使ってみたくなった。

 

 

ところが、

その頃すでに(もう15年以上前のことである)、

店頭に並ぶゴールデンアイ製品の目玉は、

樹脂製のぷっくりしたものから、

ただのキラキラしたシールに変わっていた。

 

 

雰囲気は台無しだが、まぁ、コレクションするつもりもなかったし、

(シール目でいいや。こっちの方がキラキラしてて釣れそう。)

なんてことを考えながら購入した。

 

 

 

実際に使ってみると…

 

首を振らないことはないし、ポップ音も悪くない。

 

 

ただ、、造りが簡素なためか、国産のポッパーとは比べものにならないほど不器用。

 

 

どちらかというと「事なかれ主義」的なルアーなので、

このルアー名は詐欺に近い。笑

 

 

もちろん釣れないことはない。

 

 

不器用さを逆手にとって、

動かさないのだ。

 

 

ピンスポットで

「チュプッ、チャプッ…」

とやっていれば釣れる(こともある)。

 

 

そういえば、30年前、例の公務員もそんなふうにしてバスを釣っていた。

 

 

しかしながら、所詮は、雰囲気を楽しむ“クラシックルアー”である。

 

(ぼくは、シール目のものを買ってしまったので、雰囲気も楽しめない…⤵︎)

 

 

 

ちなみに、なぜ3つも持っているのか、、

 

 

パケに蛍光オレンジの「3ケ¥1,000–」シールが貼ってあったから…3つ買ったのだ。。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■□□□

「はぐれ公務員のバス必釣法!国家権力に不可能はない」度■■□□□

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