Daiwa/T.D.PENCIL

1992年

 

 

このルアーの発表は衝撃的だった。

 

 

ダイワ『T.D.ペンシル』

 

 

口からエラに水が抜ける

「ウォータースルーギル」

を搭載。

 

 

ただそれだけで、

“本物の魚に最も近いルアー”

に思えたのだ。

 

 

近所の釣り具店では買うことができなくて、

千葉の船橋まで買いに行った。

 

 

実物を手にすると、その感動は倍増。

 

 

「これは、もう、ライブベイトじゃないか!」

と。

 

 

ところが、、

少しだけ使って、

すぐにお蔵入りとなってしまった。

 

 

とにかく、動かなかったのだ。

 

 

動かすことができなかった。

 

 

何年かして、思い出したように使っても、

やっぱり同じ。

 

 

動かない。

 

 

普通のペンシルだと思って使うと、、

首は振らないし、

スプラッシュも、泡も、

 

 

かといって、オートマチックに釣れる(変化を生み出せる)ようなルアーでもない。

 

 

でも、音はいい。

(これは初期のノンラトルモデル)

 

 

現に、その場でぴょこんぴょこんさせて、何本か釣った。

 

 

そういうときには、「ウォータースルーギル」も有効に機能している

…ような気がした。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■□□□□

レア度■□□□□

「ギルもスルー、バスもスルー」度■■■□□

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