吉本倶楽部/よしもとギャグルアー

16〜17年前のこと。

 

 

馴染みの釣り堀でイチロックと釣りをしていると、

「来週、撮影があるんだけど、客として居てくんないかなぁ?」

と、おやじさんに頼まれた。

 

 

もちろん、翌週、イチロックと二人で釣り堀を訪れた。

 

 

撮影の内容は、

芸人さんが釣り堀にやってきて、突然ネタを披露する…

というようなものだった。

 

 

(ぼくはお笑いに詳しくないので)それが誰だったのか覚えていないが、

少なくとも、

この3人ではない。

 

 

『坂田利夫 アホアホペンシル』

 

 

『間寛平 アヘアヘポッパー』

 

 

『山田花子 エリザベスWスイッシャー』

 

 

(他にも「坂田利夫のダブルスイッシャー」「山田花子のペンシル」「島木譲二のノイジー」があり、シリーズ全6種。)

 

 

定価は1,580〜1,780円するのだが、

一時期いろんなところで投げ売りされていて、

ぼくは280円で購入している。

 

 

なぜ上記のようなチョイスかというと、、

一通り、各カテゴリーのルアーを使ってみたかったから。

 

 

本当は、

『島木譲二 ポコポコヘッドノイジー』も欲しかったのだが、

それだけ500円も高くて、やめている。

 

もし、中古ショップなどで見かけたら教えてほしい。

 

 

 

使用感だが、

どれも、

驚くほど、

ちゃんとしたルアー。

 

 

ずんぐりとしたシェイプで、くるくるとよく回るペンシル。

ボディの起伏が水を押し、変化をもたらす。

 

 

フラット〜水を噛むセクションを設け、ボディの回転を抑えた。

安定感抜群のダブルスイッシャー。

 

 

掴んだ水をうまくサイドに流すカップ形状。

耳で切り裂いた泡と水が流線ボディを包み込む様は、ベールのようだ。

 

 

 

これは釣れる。

 

 

つい見た目や質感が先行してしまうが、

細かな造形やパーツに着目すると、

特性を活かすため、

本気で造り込んでいることが分かる。

 

 

フロントとリアのフックサイズが異なるところなんか、

真面目すぎて、感涙ものだ。

 

 

 

バス釣りばっかりやってる冴えないおじさんが絡んだ

うんちく満載の

下手なリアル系トップウォータープラグより、

ずっといい。

 

 

 

でも、、

ぼくは、何投かしただけ。

 

 

バスを釣る前に使うのをやめてしまった。

 

 

だって、使っているところを見られたら、恥ずかしい。

 

 

それに、

絶対に釣れるから

これで釣ってもおもしろくない

 

 

…『よしもとギャグルアー』としては、致命的だ。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■□□□

「スベりたい人に」度■■■■□

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