▶︎考察編〜終章
材料なんかは、全て東急ハンズで揃えた。
もちろん本漆は扱えないだろうから、合成漆。
でも、この“合成漆”って、漆でもなんでもなく、何回重ね塗りしても、弱い。
“Type1”は、軽くぶつけたたけで、表面がパキッといってしまった…(泣)。
そんなこともあって、“Type3”には麻布を貼った(「乾漆」のまね事)。
開けたときに‘ふた’が当たる箇所には透明のクッション材を小さく切って貼り、塗装面と極小の蝶番を守らせている。
作業は1日にひと工程ずつ進めれば、どうってことない。
とにかく、少しずつ、一つひとつ作業を進めることが絶対。
「今日は角を落とすだけ」とか。
箱の色味や紐の幅に合わせて市販の金具を組み替えたり、穴をパテで埋めたり、木材の厚みに合わせてネジを切ったり…
市販のもの‘そのまま’だと納得いかないパーツもあって、いろいろと工夫しなくちゃいけなかったけれど、それがすごく楽しかった!
磨きは時間が経つとある程度落ち着く(光が増す)。
そこまで、徹底的に磨かなくてもいいのかもしれない。
材料で最も高価だったのが「真田紐」。
あとは、筆を使い捨てにしたくらい(百均の筆で十分!)。
それでも、材料費は、一つ作るのに1,000円にも満たない。
売っているえさ箱がいかに“ぼったくり”か…。
まぁ、職人さんは生活がかかっているから、しかたがないのかな。
反省点もある。
箱を底から1cm程度上で切ったものを‘ふた’に使えばよかった。
つまり、壁があるもの。
ふたを皿のような形状にすれば、一時的な、えさ・小物置きに利用できるし、金具の座りもいい。
そして、木材の選択。
加工のしやすさは二の次。
たとえ目止めをしなくても、粘りがあり、耐久性に優れたものを。
あとは、塗装。
“表面の硬さ”を出しながら、クラックや剥がれに強いもの。
木目を活かせることができるものがいいし、何より、漆っぽいものがいい。
やっぱり“本漆”で作ってみたい!!
どこかでやらせてもらえないですか?
※こうやって残しておけば記録にも、次回作るときの資料にもなる。ブログって本当にいい。
次のステージで、私はどんな体験をするんだろう。
釣れ釣れ度ー
ロスト度ー
レア度ー
「超リアルドキュメント・完」度■■■■■