CAMPBELL/ペンシルベイトタイプ

なんでこんなの持ってるんだシリーズ その15

 

 

小学生の時、家族で山荘に向かう途中、キャンベルに立ち寄った。

 

ぼくが頼んで「寄ってもらった」わけだ。

 

 

初めてのキャンベル。

 

 

これだけの大規模店は、地元にはない。

 

 

心を弾ませながら、入店した。

 

 

しかし、

置いてある商品の中に、

コピーというか、

どこかで見たことのあるものが多い。

 

 

ブランドも怪しい。

 

 

そして、そのどれもが、

「良いものでない」ことが

幼い自分にもひと目で分かった。

 

 

(もちろん、“有名ブランドのもの”や“良いもの”もたくさんあった!)

 

 

何も買うものがない…

 

 

このときの落胆は、

今でも強烈に覚えている。

 

 

 

そんなぼくの気もちを察したのだろう。

 

 

釣り道具を滅多に買ってくれなかった父が、

 

一言「これは釣れる」

 

と言って、

買ってくれたのだ。

 

(そもそも、父はバス釣りをしない。)

 

 

 

今となっては、ルアー名も分からない。

(情報を求む!)

 

 

 

ところが、本当に、めちゃくちゃ釣れた。

 

 

 

このサイズのペンシルが、

普通に、程よくイレギュラーに、動いたら…

そりゃ釣れる。

 

 

肝は、ボディの薄さだろう。

 

 

浮き角は45°。

 

 

腹を見せるほどの横すべりと

その場でぴょこぴょこの合わせ技は、

どこでも強い。

 

 

安っぽ〜いハンドメイド。

 

 

“肩の力を抜いた”つくりが、

逆に嘘臭くなくて

いいのかもしれない。

 

 

 

非公認だが、56.3㎝の記録を持っている。

 

 

 

釣れ釣れ度■■■□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■□□

「ペラッペラなのに」度■■□□□

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