タックル本舗/ブリキ製潜水艦TH604

親友のイチロックは、

超弩級のスポーツカーに乗っている。

 

 

しかし、イチロックは、

高速自動車国道を、

なんと、時速100㎞で、

安全に巡航して

釣り場にやってくるのである。

 

 

おそろしい…。

 

 

釣り場に着いてからも、

我々は、

イチロック凄さを目にすることになる。

 

 

少し高めのエンジン音とともに、

駐車スペースに進入するスポーツカー。

 

 

ガリガリッ、ガリガリッ、、

という異音が発しても、

イチロック動じない

 

 

どうやらイチロックにとって、

フロントスポイラーや車の腹は、

擦るものらしい。

 

 

駐車してからも、

イチロックは、決して、慌てることがない。

 

 

タックルの準備に取り掛かるのかと思いきや、

おもむろに、

パラソルやテーブルのセッティングを始めるのだ。

 

 

おそろしい…。

 

 

もちろん、ぼくは、すぐに釣りを始める。笑

 

 

しかし、

イチロック本当の凄さはここからだ。

 

 

ぼくがしばらくして釣りから戻ってくると、

イチロックは、パラソルの下で悠々とくつろいでいる

 

 

てっきり、

 

ずっとそうしているのかと思っていると、

 

すでに数本のバスをあげているのだ。

 

 

特に、

周りが全く釣れていないようなときこそ、

イチロックの独壇場。

 

 

ふざけた釣りをするぼくとは異なり(それはそれで爆発力がある!)、

イチロックの釣果は、とにかく、安定している。

 

 

ちなみに、

“ある特殊な釣り方”にその秘訣があるのだが、

ぼくは何年経っても、その釣り方のキモをつかむことができないでいる。

 

 

 

そんなイチロックから、

お互い学生の頃、

薦めてもらったのが、

このルアー。

 

 

『ブリキ製潜水艦TH604』

 

 

「くまさん!『UボートⅦ型』のルアーを見つけたよ!」

と。。

 

 

 

’98年発売の、いわゆる、バブルルアー。

 

 

ぼくも、以前から、存在は知っていた。

 

 

タックル本舗は、「タックルアイランド」のオリジナルブランド。

 

 

そして、

「こんなの誰が買うんだ…⤵︎」

と思っていた。

 

 

 

しかし、、

 

『UボートⅦ型』なら話は別。

 

 

急に魅力的に映るようになるから不思議だ。

 

 

ダークグレーに最も近いカラー、“ブルーホライズン”をチョイス。

 

 

 

改めてよく見てみるとパケのデザインはなかなか格好いいし、

 

動きも残念ながら堅実だ。

 

 

イチロックは、いつも、

ぼくに新しい視点を与えてくれる。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■□□□

「クイーン・エリザベス級のバスに沈めて欲しい」度■■■■■

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