「なくなると欲しがる」
これも「バサー7不思議」のひとつだ。
しかし、
「旧いモデルの方がいい」
という気もちは、よく理解できる。
まずは、こちらの写真を見ていただきたい。
どちらも同じ“P65”マグナムポップRなのだが…
上が、現行モデル。
下が、初期のもの。
現行モデルは、目が死んでいる…。
ここまでやる気を感じられないルアーも珍しい。
やっぱり旧いものは、造りがいい。
生き生きとした瞳に、
ぽってりとしたボディライン…
艶かしいのにエッジが効いている。
旧いものは、往々にして、
時間とお金を掛けて、
熟練者が造っている。
同じ素材でも、質感はかなり違う。
眺めていて、触っていて、気もちがいいのは、
もちろん旧いモデルの方だ。
それ故、
ラトルも、
心なしか上品な音色を奏でているように聴こえる。
後輩なんかは、
どんなに希少なルアーであっても、
噛んで、素材の粘りを確かめていた。
相当ハードコアである。
どんな味がするのだろう…。
反面、
ペイントが画一的でなかったり(つまり、一つひとつが個性をもっている)、
パーティングラインが気もちズレていたりするなど、
“隙”の見せ方—魅せ方も絶妙である。
体臭も、あえて、ケアしない。
これが、最高のスパイスになる。
でも、、
扱いやすくて、よく釣れるのは、
新しい方だ。。
(そもそも、「P65」の場合、“旧い”と言っても“古くはない”。笑)
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「素材本来の味を楽しんでみませんか?」度■□□□□