1964年、
ストームの「ThinFin」じゃなくて
ちゃんとストームの「ストーム」からリリースされた、
ちゃんとしてないルアー。
『グロップ』
「スピニングポッパー」みたいにしたらよく釣れる…
と思ったのだけれど、
キャストがより難しくて、
こっちは(多分)スイミングがメインになるので、
お蔵入りとなった。
ポッパーというよりは、ライブリーかな。
と言っても、泳ぎはおぼつかないし、浮かんでいる姿も、すごく釣れなそう。
だからなのか、
ぼくが手に入れたとき、
約30年前は、
ゴミみたいな扱いだった。
ただし、流通量は極端に少なかったと思う。
オールド系の店にもほとんど入ってこないらしい。
最近、同じカラーで、ややボロいものをネットで見かけたのだが、15,000円もするのに売れてしまっていた。
ブランド、歴史、レア度、価格、、、
本ブログの中では、結構な大物だ。
しかし、
このルアー、、
表情がものすごく怖い。
フックに付いている毛量も尋常じゃない。
幼い頃、
漁港で、
隣にいた友人のルアーにごっそりと長い髪の毛のようなものがついてきたことがあった。
そんな記憶も重なり、
ぼくは、
「このルアーを大切にしなかったら呪われる」
と本気で思っていた。
おかげで、今もちゃんと手元にある。
ある種の“呪術”なのだろう。
日本の伝統的な呪術「丑の刻参り」からインスパイアされた“牛カラー”というのも、納得できる。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■■■
「見るたび、少し毛が伸びている」度■□□□□