カテゴリー「その他アイテム」界の超大物。
ぼくがまだバス釣りと出会う前のこと。
1984年、アメリカで画期的な装置が誕生した。
そのサイバーでグルービーなモバイルツールは、瞬く間に業界を席巻したのだった。
生みの親は、オクラホマ州立大学でバスの研究をしていた「Dr.ローレン・ヒル」。
この「ヒル博士」はバスを調教してたっていうんだから、本物の変態だ。
そんな「ヒル」のフィクサーが、かの有名な「ビル・ダンス」。
一釣り人でもあった「ヒル」は、「ダンス」とともに、
(多分)“他人よりも多くのバスを釣りたい”その一心で、
この装置を開発したのだ。
表上は、経験や感覚の可視化・論理化などと言われているけれど…違うでしょ、絶対(笑)。
だって、「釣り人」だもんねぇ。
そして、(これは金になるな)と…。
商売上手な「ダンス」は、この装置を売り込んだ。
画期的な装置であっても、それを活かすことができるルアーがなければ何も始まらない。
その結果、各ブランドは、その妙な装置と「ダンス」に踊らされ、対応するカラーのルアーをこぞって発売することとなったのだ。
「Color-C-Lector(カラーセレクター)」
まぁ、バスフィッングに科学的な思考?視点?を持ち込んだのは確か…かなぁ…。
(ちなみに、バス釣りに関係する人で、ぼくが昔から最も興味があるのは「ダグ・ハノン」。)
この「カラーセレクター」、強烈なインパクトを我々に与えながら、すぐ消えてしまった。
だからって訳ではないけれど、その格好よさに惚れ、ずっと憧れていた。
そして、もちろん、試してみないと気がすまない。
(どんなもんだろう??)と。
でも、
追いかけても追いかけても、
いくら手を伸ばしても、
触れることすら叶わなかった。
(本当は、胡散臭くて手を出さなかっただけ…。)
それに、当時は30,000円以上したようだし。
それが、、
なんと、、
最近、馴染みの釣り具店の戸棚の奥から見つかったのだ。
目の前にしたときは、本気で感動した(笑)。
そうして、今、ぼくの手もとにある。
もちろん、ちゃんと動く。
使い方は簡単。
まずは、9V角型電池を入れて、スイッチオン。
センサーを狙っている水深まで落とす。
そして、「クリア」「ステイン」「マッディ」の中から水質を選び、針が振れたカラーチャートを読む。
それだけ。
指示された通りのカラーのルアーを投げると、、、
特に何も起こらない。。。
そもそも、これで釣れるんだったらみんな持っている。
「カラーセレクター」を用いることの恩恵は、
ルアーのカラーが判ることではなく、
センサーを落とすことで水深を知る(意識できる)ことにある、
とぼくは睨んでいる(笑)。
だって、一生懸命、そのレンジを通そうとするでしょう?
しかし、調べてみて驚いた。
なんと、後継モデル(↓コレ)が出ているようだ。
だれか買った人いないかな。
新旧、比較してみたい。
「カラーセレクター」、、
高級な「ただのおもちゃ」。
最高だ。
そして、ぼくらが出会うことは遠い昔から決まっていたのだ。
釣れ釣れ度ー
ロスト度ー
レア度■■■■■
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」度■■■■■