中学生の頃、印旛新川に通っていたことがある。
当時は、とにかくよく釣れた(今はどうなのだろう?)。
そんなある日、足もとを、たくさんの小バスが泳いでいた。
しばらく護岸にしゃがんで眺めていると、突然共食いを始めたのだ。
自分の体の半分もあろうかというサイズの仲間に食いつき、口から尾びれを出したままもぐもぐしている。
まぁ、自然界において、生き物が、食物不足のために共食いを選ぶことは至極当然のことだ。
でも、だからといって、
「このルアーは、バスがバスだと思って喰ってくるのである」
なんて、絶対言わない(笑)。
プリントした紙を貼ったような質感。
シルエットはバスそのものなのだけれど、、
リアルさを追求しすぎたカラーは、逆に、かなり怪しい。
(その一方、おもちゃとしての格好よさは群を抜いている!!)
このルアーが釣れるのは、あくまで、「このルアーがちゃんとしたルアーだから」だ。
クランクじゃなくてシャッドかな。
ゆるゆると泳ぐ。
2月中旬の印旛新川、矢板の際をゆっくりと引いて、いいバスを釣った。
それにしても、同じ“リアル”でも、ブランドによってそのベクトルはさまざま。
見た目はチープでも、そこには技術の粋が尽くされている。
バグリーしかり、ギルモアしかり、、
これも、一見してレーベルと分かるところが、偉大なのだ。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■■□□
レア度■■■□□
「うそ?まるでバス!整形レベルの詐欺メイク」度■■■□□