なんでこんなの持ってるんだシリーズ その53
最近、『釣れないルアーは存在しない』(←タイトルはうろ覚え…悪しからず)というコラムを目にした。
〈全てのルアーは、その歴史的背景もありながら、一種の視野狭窄に陥るほどにこだわって製品化されている。したがって、本来の力を発揮することができない条件、状況、の下で釣りをしておきながら、「このルアーは釣れない」と決めつけるのは愚かである〉
みたいな、、
語句や表現は違うけれど、多分そんな感じ。
浅薄な内容ではあったが、読後、主に三つの感想をもった。
まず、「ぼく愚かじゃん!」。笑
次に、「まともに泳がないルアーでも、ガワとかリグとかが個性的であれば、“こだわって作られたルアー”と呼べる…のか…な?」。
そして、「いや、『釣れないルアー』は確実に存在しているし」。
※申し訳程度に首に吹かれた赤が、郷愁を誘う。
そもそも、ぼくらアングラーは、“あまり釣れない”ルアーのことを指して「このルアーは釣れない」と判断する。
つまりは、「釣れないルアーは存在している」けれど、「全く釣れないルアーは存在していない」のだ
…原則は。
ただし、例外的に、“全く釣れない”ルアーも存在している。
メーカー・モデル名不明『ヘルベンダー風(小)』
パクリなので、パクるためにそれなりに研究して、こだわってパクったに違いない。
アクションについては、次回、『ヘルベンダー風(大)』に合わせて書くが、悪くない。
むしろ、よい。
そうでありながら、なぜ、“絶対に”釣れないのか?
これ、
デフォルト状態でヒートンが抜けるのだ。。
ただ刺さってるだけで、ちょっと引っ張ると、前も後ろもスポッと抜ける。
そういう部分もこだわって作られているのだから、ぼくは直さないし、このまま使う。
さて、最後に、なんでこんなのを持っているのか。
’80年代後半、
地方の万屋とか、
兼業タイプの釣具屋(たばこ屋兼釣具屋・駄菓子屋兼釣具屋)とか、、
どうやって生計を立てているのか分からない小さな釣具屋とか、
はたまたけっこうちゃんとした釣具屋にまで、
出どころ不明の偽物ルアーが、必ず、いくつか置いてあったのだ。
(ぼくの知らない第一次バス釣りブーム—’80年前後—は、偽物ルアーがもっと幅を利かせていたらしい)
で、当時のガキんちょは、安いからそれを買う。
ウエイト/7.0g
ボディ長/72mm(リップを含む)
高くても300円しなかったんじゃないかなぁ。
結論。
やっぱりコーモランはブランド品。
釣れ釣れ度□□□□□
ロスト度■■□□□
レア度?
「Save the Fish」度■■■■■