唯一無二であることをメーカーも大きく謳っていた“Bug-Eye”。
パケ裏にはそれっぽいことが書かれているし、
アイコンにまでしちゃう力の入れよう。
そりゃ、捕食時の的(まと)は、目立つほうがいいに決まってる…
決まってるんだけど…
「魚から見てどうなの?」
であって。
バイトマークもここまで大きくなると、
ぼやけちゃうと思うんだよな。
どうも期待できない。
相対的にみて明らかに釣れるのであれば、“バグアイ”も普通にパクられてきたはずだ。
思うにこの目、本当のところは、“雑貨とか日用品のどこかのパーツ”を流用したんじゃないかな。。
’70年代のPOPでオシャレなアメリカ雑貨感がハンパないもの。
否、流用と言ったら失礼か。
バイトマークの重要性を知っていたからこそ。
「んっ!? これを目にしたらめっちゃいいバイトマークになるじゃん! 」
みたいな。
で、やってみたら想像以上にかわいくって…
驚喜したに違いない。
(結果、魚にも人にもウケなかったわけなのだが…)
『ポップアイヘッドハンター』の元ネタとしと名を馳せる、ラブルルーザーの『ベビーアシュレイ』。
『ベビーアシュレイ』は、
’70年代後半(1977年?)に発売され、
メーカー消滅後、’80年代にヘドン製となって生まれ変わる。
(短命であり、一部に熱狂的なラブルルーザーマニアをもつ)
ただ、今回上げる“最も深く潜るタイプ”のリバイバルについては、不明。
「BABY ASHLEY DEEP DIVER」もしくはそれに近い名で紹介されることがほとんどなのだが、
『“DEEP” BABY ASHLEY』は別に存在していて…
(そもそも『“DEEP” BABY ASHLEY』が大してディープじゃないからややこしいのだ!)
正式名称は『ASHLEY PROBE(アシュレイ プローブ)』。
「より徹底的に、深く、探査する」
の意であろう。
ウエイト/11.0g(実測値)
現在の相場で1,000〜2,000円。
肝心のアクションについてなのだが、全然だめ。
やや斜めになりながら、泳ぐっちゃ泳ぐレベルで、使いものにはならない。
個体差があるのかもしれないけれど、少なくとも、本個体はひどいものである。
結局、“バグアイ”どうこうの前に、ルアーとしての性能が…
そりゃ、“最も深く潜るタイプ”には、ヘドンも触れたがらなかったわけだ。
とほほ。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■■□
「引っ張ると中身が出るタイプの食器用洗剤の先っちょ」度■■■□□