bagley/LONG CAST SHINER

ジムの名を冠したクランクベイト、『キング』シリーズ。

 

 

ラインアップは『キング 1』と『キング 3』であり、

 

そこには、なぜか、中間サイズの『キング 2』が存在していない。

 

 

謎を解く鍵が、これだ。

 

資料(北越正治,『タックルボックス No.135』,1993)

 

 

 

バグリー『ロングキャストシャイナー』

 

 

 

『キング 2』をリリースしていたら、間違いなくバッティングしていたサイズ感。

 

 

おそらく、オフトは、カニバリゼーションの発生を避けたのだ。

 

 

(正直、使い分けは十分可能であり、使い分けてみたかったけれど…一般的には…ねぇ)

 

 

 

オフトの『キング』シリーズ担当者も、ジムに話を持ちかけた手前、きっと頭が痛かったことだろう。

 

 

「おいおい! 似たようなのがあっちのラインから出てるぞ!(汗)」と。

 

 

しかし、時を待たずして、“こういうクランク”の時代も終焉を迎え…

 

オフトもひと安心。。

 

 

といったところだろうか?

 

 

真実やいかに

 

 

25年ほど前、金上ワンドのレンタルボートで、頑張って釣れた。

 

 

 

巻き抵抗は普通に大きい。

 

 

 

フラットサイドでありながらパタパタするようなことはなく、

 

 

リップのエッジを効かせて、けっこう激しくお尻を振る。

 

 

 

浮力については、個体差がとんでもなく大きかった記憶がある。

 

 

通常カラーリングのものは浮力が大きすぎて—ぽんぽんしちゃって—アクションも破綻していたような…

 

 

だから本個体(↑)も生きながらえているのだ。

 

 

ホイルフィニッシュやラメラメのものは、比較的扱いやすかった印象。

 

 

 

致命的だったのが、言うほど飛ばないこと。

 

 

ゆえに、ほぼ試投・試釣のみで終わった。。笑

 

 

中古ショップでもネットでも全然見かけない。

 

 

すぐ消えちゃったもんだから、玉数が少ないのだろう。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■■■□□

レア度■■■■□

「ザリガニはザリガニの剥き身が一番よく釣れる」度■■■■■

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