シンキングミノーだが、ズシリと重い手応えはない。
ゆえに、バス釣りにおいても、使いやすい。
スミス『ラッブル MD-9』
ウエイト/11.5g
ボディ長/約90mm(前後アイ含む)
リアルタイムで販売されていた頃、ぼくはバス釣りに出会っていなかったのかもしれない。
あるいは、バス釣りに出会ってまだ間もなかったか。
『ラッブル』を持っている大人のバス釣り愛好家も周りにはいなくて。。
つまりは全く面識がなかった。
※フックは多分交換している。
それから10数年が経過した学生時代、千葉県内にあった某釣具店で、
「どうせ売り物にならないから」
ともらったのが、この個体である。
一つだけポロッと忘れ去られ、店の奥で埃をかぶっていたのだ。
バルサ製で、元ネタは当然ラパラのカウントダウンであろうが、
もらったときは、正直、
「なんてショボいミノーなんだ…」
と思った。
(もう一つ、今から7〜8年前、中古ショップで色違いを見つけて購入したのだが…敢え無くロスト。確か400円くらいだった)
その後、“味”が分かる年齢になると、
目の意匠のすばらしさや、
カラーリングの妙に気づくわけだ。笑
そもそもは、シーバス釣りを想定して開発されたのだろうか。
それにしては、やけに、フィニッシュがバス釣りチックなんだよなぁ。
結局、スタンス的に「対象魚種はなんでも」だったくさい。
さて、使用感。
巻きスピードによって、アクションの主体がロールからウォブリングへと変化する。
低速での微かなロールが魚にはたまらないらしく、
そういう釣り方をちょろっとしてみたら、
シーバスが2本、バスが1本、すぐ釣れた。
(で、そのバスを釣った直後にロスト。もしかすると当たりルアーだったかもしれない⤵︎)
巻きスピードを上げると、しだいにウォブルが強くなる。
偶然の産物か、狙って設計したのか、は分からないが、
ときどきスッと圧が抜けて、水中をゆらりとダートする。
サイズ違いの他、
・SD(スローダウン)
・MD(ミディアムダウン)
・FD(ファストダウン)
と系統立てられているようで…
片っ端からシステム化しちゃう“スミスらしさ”を
すでにうかがい知ることができる。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■■□□
レア度■■■□□
「そのとおりの結果に導かれることは、まず、ない」度■■■□□