前出の『キング 1』には双子がいて…
バグリー『リップル B』
想像するに、、
『キング』シーリズのライセンスが切れた後、
ルアー名を変え、
バグリーが引き続き製造、販売、したものが『リップル B』なのではないかと。。
※左の二つが『キング 1』、右の二つが『リップル B』。ご覧のように全く同じである。
で、日本市場をメインに考えた場合、
ジム(村田基)だけはどうしても手放したくなかった。
そこでバグリーは、直で、
正式に村田基氏の許諾を受け、
ネームだけは使い続けるに至った…
のではないだろうか。
でもなぁ、、日本のマーケットなんてたかが知れてるよなぁ。
バグリーは、
—一時期はケンのルアーも作っていたし—
かなりの親日企業であり、
義理堅いのかもしれない。
まっ、
“King”なんてルアー名はバグリーっぽくないので、
個人的にはこっちのほうが落ち着く。笑
(さらに数年後、ルアー名を再び変えて、ジムのネームも消えたものが、本国のみで販売されていたという情報がある)
ちなみに、『キング』も『リップル B』も、その当時、なぜかそれほどフィーチャーされていなかった記憶がある。
どうせ釣り業界。
不文律やくだらないしがらみは、今以上であったに違いない。
いろいろぶちかましていた村田基氏は、同業他社から妬まれ、軽く干されていたんじゃないのかなぁ。。
(やっぱりジムはカリスマなのだ!)
それか、単純に、全然釣れなかったか。笑
※ネーム以外の違いは、お尻のカップワッシャーの有無。『リップル B』には付いていない。ただ、この点については、“たまたま”の可能性もある。
さて、これら二つ(まぁ、一つなんだけど…)の使用感、レビュー、については、これまで満足のいくものを見たことがない。
そこで以下に記したいのだが…
結論として、どのアクションが正解なのか分からないほど、個体差が大きい。
まずは、ボディを左右に大きく倒しながら、「ばたばたばた…」と泳ぐもの。
特に左の『King-1』の泳ぎなんて、「ぐわんぐわん」。
水面直下、引き波を立てながら誘ってもおもしろい。
次に、いわゆる“ウォブンロール”と呼ばれる、バランスのよい動きを披露するもの。
支点が頭に近く、泳ぎのピッチはそれほど速くない。
一般的に「ぶりぶり」と表現されるアクションだろう。
最後は、ウォブル主体のもの。
このあたりから、アクションの支点がボディの中心へと変化する。
ロールは、目視ではほぼ確認することができない。
振り幅はタイトであり、例えるなら「ビビビビッ…」。
一方で、若干、泳ぎ出しのレスポンスが悪い。
以上。
まっ、どの個体も、
「泳がない」とか、
「ルアーとしてどうしようもない」
などということは全くなく。。
でも、個体差があって…
バタ臭くて格好いいんだけど、
醸すレトロ感…
めちゃくちゃ釣れるってことはないけれど、
釣れないこともなくて…
そういうの、やっぱり、「バグリー」。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■■□□
レア度■■■□□
「ドッペルゲンガー」度■■■■■