思うのだけれど、
「○○ファン」というのは宗教みたいなもので。。
例えばプロ野球ファンであれば、
どの球団のファンなのか、
そもそもプロ野球が好きか否か、
多くが、幼い頃の家庭環境によって、知らず知らずのうちに形成(洗脳)されていくのではなかろうか。
そして、他人には絶対に侵すことのできない精神領域
—狂気にも似た肯定性—
を持ち合わせている点も、宗教と共通している。
「プレ価格で物を買うか否か」
についても、実は同じことが言えるのではないか…と睨んでいる。
親や近しい人間が、プレ価格で物を買うことを普通としていたら、、
そりゃ、抵抗がなくなるだろう。
例えばルアーをプレ価格で買うことが、そこまで悪いとは思わない。
「(定価に)乗っかってる」と言ったって、高級腕時計じゃあるまいし、たかが知れている。
そして、ぼくが、
「バカじゃないの?」
と言ったところで、プレ価格で買う人には1ミリも響かないだろう。笑
(本当のお金持ちは、絶対、プレ価格で物を買わないらしい)
まぁ、釣り業界なんて狭い世界だし、
さらにバス釣りといったら隙間も隙間、かつアングラ。
いわゆる“上がり”も微々たるもの。
諸々考えると、プロの転売屋が手を出していることはなさそうだ。
全て内輪で、
—バス釣り愛好家及び関係者らが—
買い占めや転売、高額販売、なんかをやっているのだろう。
(実際、それをやっていたショップをぼくは知っている)
前置きが長くなったが、最近、
こういうのだったら、プレミアがついてもいいのでは?
と思っているルアーがある。
第二次バス釣りブームの遺産
バンダイ・Gマスター『仮面ライダー 1号』『仮面ライダー 2号』
定価/1,700円
だって、仮面ライダー人気は、老若男女、本当にすさまじいものがある。
プレ化していようと、納得。
バッタだし、バスルアーにぴったりだ。
ちなみに、ぼくが幼い頃テレビでやっていたのは「BLACK」。
なんか、、“話の内容がよく分からなかった”記憶がある。
他の「仮面ライダー」も同様に、特に思い入れはなく、詳しくもない…悪しからず。
「1号」は何度か投げてきた。
普通に、ちゃんと泳ぐ。
ほとんど潜らないので、シャロークランクというよりトップウォーター(ライブリー)に近いだろう。
ロッドアクションにも機敏に反応して、くるくるとよく動く。
泳ぎの質が『アライくん』から尾っぽを取った感じだなぁ
と思っていたら、、
ボディシェイプがすこぶる似ていることに、しばらくして気づいた。
で、この姿勢は、ライダーキック中。
うまくデフォルメしながら、ルアーとしてちゃんと設計されている。
目の前に迫って大きく見える靴底をリップに見立てたところなんて、プロのルアーデザイナーも、原型師も、真っ青だ。
他に、カップ型ノイジーの「V3」もあるのだが、
そっちは、“そのまま”というか、キャラクター物の表現として安直な感じがしたので買わなかった。
今となっては少し後悔している。
…と、ここまで書いておきながら、これら仮面ライダールアーには、ほとんどプレミアがついていない(乗っかってるのは数百円程度)。笑
至極真っ当な人種である仮面ライダーファンからすると、
たとえ石森プロと東映の公認であろうと、
いくら上手に「仮面ライダー」を模していようと、
それがルアーであれば全く視界に入らないのかもしれない。
※「ライダーダブルキック!」
やっぱり釣りは釣り。
バス釣りは、アングラで、永久にダサいのだ。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「無防備だし、足首痛めるよ」度■■■■■