’80年代の河口湖をはじめ、それだけみんなが使っていたということ。
当時は雑誌でもよく目にしました。
だから、私がいろいろと述べる必要なんてないでしょう。
そんなに思い入れもないし(笑)。
諸先輩のうんちくを読んでいるほうが、楽しくて勉強になります。
ただ、よく釣れたことは確か。
ウィードの面を引くと簡単にバスを連れてきてくれた思い出があります。
そこで、少しだけお付き合いください。
以下に所感を。
このルアーの強みは、何と言っても、クランクベイトとしての基本設計が優れている点にあります。
特にショートリップのものが代表的ですが、キャスタビリティ以外、全ての性能が及第点、というか安定している。
ぼくなんかは、そこに、なぜか、さびしさを覚えてしまうのですが…(笑)。
釣れるもんだから、ひょっとしたら?と思ってしまうのだけれど、穴あき機構「ジェット・スルー・チャンバー」については眉唾。
AquasonicのLIL-NOISYくらい穴が開いていたら分からないけれど…。
(あるとすれば、アピールというよりも、動きを制御したり、音を小さくしたりして、ナチュラルな存在にさせる効果があったかと…。まぁ、万一、あるとすれば…。)
いちばん大きいモデルもあったのだけれど、、
しばらくしたら、それだけ日本に入って来なくなったみたいで、
今は手元にない。
残っているのは多分、写真のこれだけじゃないかなぁ。
「釣れる」と言っても、ぼくにとって“ベクトロン”ほどの存在には到底成り得なかった。
結果、補充もしなかった。
でも、このルアーも、もっている雰囲気は唯一無二のものがある。
好き。
だから、後発のスプラッシュクラブ/S.C.THROUGHには全く食指が働きませんでしたとさ。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■■□□□
レア度■■□□□
「遭難時は、背の穴から息を吹き込んで、ホイッスルとして使える」度□□□□□