Angler Pride・CRANKBAIT/CHOWHOUND

折に触れて述べてきたが、

 

バスルアーの楽しみ方は、

 

人それぞれ、

 

本当にさまざまである。

 

大サイズ。

 

 

格好いいから

 

妙ちくりんだから

 

泳ぎがいいから

 

希少だから

 

…と、まぁ、趣味の世界なのでなんだっていいのだが、当然、王道の楽しみ方は「釣れるから」であろう。

 

 

“釣れるから好きなクランクベイト”となると、抜きん出て『ベクトロン(トリプルディープ)』だ。

 

 

10代前半に出会い、それからずっと投げてきた。

 

 

そんな『ベクトロン』なのだが、当時、大人の人からもらったものの中に、

 

なぜかリップに針金が刺さっている(“入っている”と言ったほうが適切か)

 

ものが複数個あったのだ。

 

 

今のようにネットで情報を得ることもできなかったので、

 

「製造過程でしばしばリップに針金が混入してしまうのだろう」

 

だとか、

 

「針金はどうしても入ってしまうものなので、これはこれで正常な商品なのである」

 

だとか、、

 

ぼくは本気で思っていた。。

 

 

(実際、そのアクションは至って普通であった)

 

 

ところが、間もなくして、『チャウハウンド』の存在を知ることになる。

 

これは珍妙だから好き。

 

 

’80年代のごく短い期間に販売されたようだが、

 

2000年代に入っても、まだ売れ残っている釣具屋はあった。

 

 

そう、往年の『ベクトロン』ファンは、

 

『ベクトロン』で十分に釣れるものだから、

 

『チャウハウンド』の体裁が気もち悪くてしかたなかった。

 

10代前半は、黒ブレードのちょっとワルっぽいところに憧れる。笑

 

 

そこで、

 

「全部普通のクランクベイトにしてしまおう…」

 

と考え、

 

『チャウハウンド』のアーム部分を根本からバシバシ切って使っていたのだ。

 

 

おおらかな時代である…。

 

 

見ために反して、アクションは堅実。

 

中サイズ。小サイズは見たことがない。さすがにバランスが悪かったか?

 

 

昔、ちょっとだけ投げたことがあるのだが、

 

「あ〜、これは釣れるだろうな」と思ったのと、

 

スナップが壊れてブレードがなくなったので、

 

それ以来投げていない。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■■■□□

レア度■■■■□

「学校で配られるプリントがまだ『わら半紙』だった頃」度■■■■■

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