MIKISUKE&HONEY/はちのこブンブン

哺乳類は、まだ、心が通いそうな気がする。

 

 

しかし、魚類や昆虫ともなると、意思の疎通など図れるはずもない。

 

 

彼らは、基本、何も考えていない。

 

 

(今回、「自然の叡智」や「自然への畏怖」については一切触れません)

 

 

その証拠に、ハチはすぐ刺してくる。

 

 

勝手に靴の中に入ってきておいて(なにか不快なことがあったらしく)かなりハードに刺してくるし、

 

 

藪の中からワラワラと出てきて、集団で襲いかかってくるし、

 

ハチの上に座ったぼくの腿裏を、無理な体勢からも刺してきたことがある。

 

 

また、刺されはしなかったものの、逃げ込んだ車のフロントガラスを「カチッ!カチッ!」と攻撃してくるオオスズメバチには、本当に肝を冷やした。

 

 

攻撃的だとか凶暴だとか…そういう怖さももちろんあるけれど、

 

単純に虫は何も考えていないから怖いのである。

 

 

(とはいえ、丸めた新聞紙か何かがあれば—あくまでも1対1の場合は—何とかなる…虫はバカだから)

 

 

 

そんなわけで、、こんなふうにお尻から針を出されると、(ルアーであっても!)けっこう嫌なものである。笑

 

 

店員から手渡されたときも、反射的に、さっと避けてしまった。

 

 

 

粗雑なつくりで定評のある「ミキスケ&ハニー」から…

 

 

『はちのこブンブン』

 

 

2003年モデル

 

 

大体6,000円で購入しているが、現在の相場は3,000円程度だろう。

 

 

とはいえ、後に硬質発泡素材でリバイバルした、同ブランド人気ルアーの一つ。

 

 

だから、ずっとこの路線で行けばよかったのに…

 

 

決してブレない「ローカル」とは対極にある、

 

ずっとブレ続けてきたブランド「ミキスケ&ハニー」。

 

 

特に後年は、混迷を極め、正直何をしたいのかよく分からなかった

 

 

まずはルアー作りのスキルを磨くべきだったと思うんだよな…お金取ってるんだから。

 

 

そもそもラインアップを広げすぎたのだろう。

 

 

そこに加えて、

 

2ozクラスのフルサイズプラグに傾倒し出したり、

 

勘違いしてロッドまでリリースしたり、

 

かわいい系やコミカル路線に走ったり、

 

と見てるこっちがつらくなるほどブレまくっていた。

 

 

(普通によく釣れるルアーをリリースしていたんだけどねぇ)

 

 

当然ファンは離れ、粘りに粘ったものの、忽然と消息を絶ってしまった。

 

こういうモビルスーツ風のカラーって「インディーズ系ルアーあるある」だよなぁ。そりゃぼくも好きだけど、バカの一つ覚えみたいで… 版権とかって…?

 

 

 

釣れ釣れ度ー

ロスト度■□□□□

レア度■■■□□

「『DVDダビング承ります』というのぼりを立てて、ふわふわドーナツとマスクを売っている、近所のうどん屋」度■■■■■