2000年代の初め、
普通に店頭に置かれ、
普通に選べて、
普通に買えて、
なんなら普通に複数個買うこともできた、
ローカル。
しかし、それも、一瞬のこと。
今となっては夢のようである。
『食用がへる』
おもしろいルアーではある。
そのキャラクタは、当初から、際立っていた。
なにより、ブランドとして、すでに、ちゃんと確立していたところが偉大なのだ。
外観だけではない。
見かけによらず器用だし、
オリジナル(と呼べるかどうかは分からないが)ブレードの暴れ方は、ちょうどベイトが水面で“はたいて”いるようで、とてもアトラクティブ。
ただ、、アクションが想像を大きく超えてくるようなことはない。
—否、「思ったとおりに動く」ってものすごいことだし、『食用がへる』のアクションはそれだけで秀逸なのだ—
一度水につけただけで、しわしわになって、クラックが走るし、
—そういう作風なのだろう…「ボロボロにするのが格好いい」というのも、まぁ、あるっちゃあある—
欲しくても二度と買えないし、
—実弾が豊富にあればいくらでも買える…が、プレ価格で買うのは流儀に合わない—
他人が言うほど釣れたこともなく…
—当然、釣れないことはない—
う〜ん、、
なぜ、こんなに人気があるのだろう。。
それに、ローカルルアーをたくさん所有している人って、絶対ローカルルアーを投げない人でしょ。
でも、そういう楽しみ方もありだよなぁ。
(転売目的じゃなければね)
「バスフィッシング発展の一端を担っている」
と言えなくもないのか。。
それにしても、、
インディーズ系ルアーというカテゴリにあって、実に20年にも渡って圧倒的人気を維持し続けるって…
とんでもないことだよなぁ。。
やっぱり、見ため?
ブランドコンセプトがずっとブレてないってことなんだろうな。
結局“ブレないから”格好いい…つまり、心惹かれるのだろう。
本当にいいものを上げたい週の半ば。
偉大なローカルを。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■■■
「本田△」度■■□□□