AGUAVIVA/VIVA N’ POPPERS

なんでこんなの持ってるんだシリーズ その43

 

 

フォルムもアクションも不思議なルアー”を謳い、バスバブル期に発売された「ポッパークランク V6」というルアーがある。

 

 

でもね、、

 

そもそもフォルムにもアクションにも不思議さは必要ないわけで…

 

当然、世間からは見向きもされず、間もなくして忽然と姿を消すこととなる。

 

 

 

今回もアグアビバさん家から。

 

 

なんで持っているのか正直分からない、『ビバのポッパーズ』。

 

 

相変わらず不思議な…否、奇怪なフォルム。

 

 

ひとまわり大きなボディは、差し詰め「ポッパークランク V6」のあんちゃんといったところか。

 

一見して区別がつかない似たもの兄弟だ。

 

 

がんがん沈んで地に足をつける弟の「ポッパークランク V6」に対して、

 

兄『ビバのポッパーズ』は、いつでもうきうき、ふわふわ。。

 

男兄弟とは得てしてそういうものだ。

 

 

話が逸れてしまった。

 

 

ルアー名も不思議。

 

—『ビバのポッパーズ』—

 

アグアビバは、

 

「ポッパーはこれ一本で行こう!」

 

と考えていたのだろうか…

 

こんな妙ちくりんなポッパー一本で…

 

頭が痛い。。

 

 

そして愛おしい。

 

 

 

ところが、残念なことに、アクションは不思議でもなんでもない。

 

 

(というか、不思議さを謳っているのは「ポッパークランク V6」であり、『ビバのポッパーズ』ではない)

 

 

動くわけでも動かないわけでもないし、

 

ぽこぽこと泡沫を発したかと思えば、前方にビューッとスプラッシュを飛ばす。

 

 

やたらとうるさいラトル音は、癇に障る。

 

何をやっても、アクションよりラトル音が優先してしまう。

 

バスも、よほど嫌なのか、出ない。

 

 

さらに、飛び出した目は、ものすごく邪魔。

 

アクションの(特に首振りの)妨げとなっているし、

 

ごちゃごちゃしたポイントに投げ込むと、いろいろと引っ掛かる。

 

 

第一、真横を向いちゃってるもんだから、バスにアピールすることもできない(ひらを打つこともない)。

 

 

以上、デザインと機能性が伴っていない好例。

 

 

未成熟な釣り業界にあって、そういうルアーがあることは全く不思議ではない。

 

超普通。

 

普通すぎて、がっかりだ。

 

 

(重ねて言うが、不思議さを謳っているのは「ポッパークランク V6」であり、『ビバのポッパーズ』ではない)

 

 

 

そうそう…アグアビバってコーモランですから。

 

 

証拠に、『ビバのポッパーズ』の目を、もう一度よく見てください。

 

 

真横を向いた視線の先には、、ほらっ、宇宙があるでしょ?

 

 

 

なんだかんだ言ってきましたが、それでいいんです。

 

 

珍妙でも、動かなくても、、ラトル音がやけにうるさくても。。

 

久保勝彦さんというよく分からないバス釣り愛好家が一枚噛んでいても。

 

 

いいんです。

 

全て計算済みなんです。

 

 

だって、、

 

コーモなんですから。

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■□□

「ひとつ屋根の下」度■■■■■

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